子供の難聴防止用に、子供用骨伝導ヘッドホン「AEROPEX PLAY」を購入した話

2021年1月7日

ヘッドホンやイヤホンは、本人以外の人にはどのくらいの音量で聴いているのかわかりません。また、大音量で聴いていた場合、難聴になる危険性も考えられます。

子供にヘッドホンを持たせるにあたって、音量制限のあるヘッドホン「AEROPEX PLAY」を購入しましたので、使用感等まとめます。

子供に持たせるヘッドホン・イヤホンの条件「音量制限」

ヘッドホンの音量については、周りに騒音がある場合には大人でも大きくしすぎることがあります。電車の中などで音楽を聴いた音量のまま、静かな部屋で再度再生して音量に驚いた経験は誰しもあるのではないでしょうか。

WHO(世界保健機関)では、音量を85dBまでに制限することによって、聴力への悪影響を低減できるとしています。

難聴のリスク

ヘッドホンやイヤホンで大音量を長時間聴いていると、耳の能力が低下する症状「難聴」になる危険性があります。

音量難聴のリスクが高まる時間
~80dB1週間当たり2400分以上
80~98dB1週間当たり75分以上
100dB~急性難聴の危険あり

難聴対策は、シンプルに大きい音を聞かないようにすることです。

ヘッドホン・イヤホンには、音量制限がある物、もしくは、ノイズキャンセリング機能を持ったヘッドホン・イヤホンを使用し「耳に届く音量を下げる」と言った方法も効果的です。

AEROPEX PLAY

骨伝導型のワイヤレスヘッドホンです。最大音量も85dBまでに制限されています。

今回私が骨伝導式のヘッドホンを選んだ理由は、耳が解放されている点を重視したからです。将来、電車やバスでの通学・習い事などがあった場合に、周りの音がちゃんと聞けるこの「AEROPEX PLAY」ならば、普通の耳を覆うヘッドホンよりは、自己のリスクが低くなるのではないかとの判断です。

AEROPEX PLAYの特徴

骨伝導式なので、耳をふさがない

周りの音を遮らないので、外出時に付けていたとしても、周囲の気配を感じやすく、事故の危険性が少なくなります。

防水規格IP67に対応

防水仕様なので、急に雨に降られたって、不注意で見ずに濡らしてしまっても壊れません。

約25gと超軽量

耳も防がない上に、超軽量です。邪魔になりません。うちの子供は、着けているのを忘れてしまうことがあるくらいです。

メガネの邪魔になりにくい

耳にかける部分が大きく湾曲しているため、眼鏡の邪魔になりにくい構造になっています。

AEROPEX PLAYは耳の後ろでグイっと下に曲がっているため、眼鏡の先の部分(モダン・先セル)の部分が干渉し辛い作りになっています。

内容物

内容物は以下の通り

  • 本体
  • 耳栓
  • シリコン製キャリングケース
  • 充電用ケーブル x2
  • 説明書類

化粧箱

本体のケースは、ウェルカム感が素晴らしい作りになっていました。

与えたこちらがうれしくなるように、開封している子供のワクワク感が伝わりました。ここから先の開封は是非子自身でお試しください。

充電ケーブル

専用のマグネット式の充電ケーブルが付いてきます。

AEROPEX PLAYの充電ケーブル

ちなみに、このマグネットケーブルはAFTERSHOKZの「OPENCOMM」のものと同じでした。

「OPENCOMM」とは、充電端子の場所が違うので、ケーブルの生える角度が異なります。

OPENCOMMの充電ケーブル

シリコン製ケース

シリコン製キャリングケースは、蓋がマグネット式となっていて取り扱いがしやすい作りになっています。

マチも十分あり、小型のミュージックプレーヤーなら、AEROPEX PLAY・プレーヤー・充電ケーブルまで一緒にしまっても、余裕があります。

耳栓

耳栓は、無駄にカラフルなものが付いています。

前述したように、難聴の原因は「大音量を聞くこと」です。耳栓をして周囲の雑音を下げると、ミュージックプレーカーからの音がより大きく聞こえます。

骨伝導式の「AEROPEX PLAY」では、耳栓を使うことによって、音楽により集中できるというわけです。実際に子供が使ってみたところ、「耳栓をした方が、音楽が大きく聞こえる!」と驚いていました。

AFTERSHOKZ OPENCOMMとの比較

同じAFTERSHOKZのOPENCOMMというヘッドホンを持っていますので、並べてみました。

「AEROPEX PLAY」の方が、一回り小さく出来ています。

実際に子供が付けてみたところ、ちょうどいい大きさでした。

音が鳴る部分の大きさはほとんど一緒。音質もほとんど変わりません。

操作部分も、若干小型化されています。

充電端子は、同じマグネット式でした。

「OPENCOMM」用の充電ケーブルでも、「AEROPEX PLAY」の充電が出来ます。

AEROPEX PLAYに OPENCOMM用の充電ケーブルをつけたところ

特殊形状のケーブルなので、共有できるというのは、いざというときに役立ちます。

OPENCOMMに AEROPEX PLAY用の充電ケーブルをつけたところ

まとめ

将来的に、通学等で使うかもしれないと考えると、骨伝導式の「AEROPEX PLAY」を選びました。

「AEROPEX PLAY」以外にも、音量制限が施された子供用ヘッドホン自身は意外とあります。

例えば、骨伝導タイプでも下記のような商品も売り出されています。スペック的には「AEROPEX PLAY」と似たような内容で、お値段1/3です。

今回は、元々所有していた「OPENCOMM」の音を子供に聴かせたうえで、同じAFTERSHOKZのヘッドホンを与えました。

また、室内のみでの使用ならば、下記のような有線タイプで十分かもしれません。これならば、「AEROPEX PLAY」の1/10の値段で済みます。

健康を害する要因は極力無くすためには、音量制限は必須です。

加えて、長く、どこででも使えるかもしれないヘッドホンですので、本人が満足して使えるものを与えたいものです。