ミニPCの蓋が閉まらない?〜M.2→OCuLink変換アダプタを3種類試した

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以前、GMKtec EVO-X2(以下、EVO-X2)というミニPCの中にあるM.2ポートから変換アダプタを使ってOCuLinkポートを引き出し、外付けのグラフィックボードを繋いだ記事を書きました。動くには動いたのですが、ひとつ心残りがありました。本体の蓋が閉まらなかったのです。

あのときは「何らかの加工が必要、もしくは異なるアダプタを準備した方がいい」と書いて終わりました。その後、3つ目のアダプタを試したところ、加工なしで蓋が閉まりました。前回の宿題の答えが出たので、短く記録しておきます。

2026年8月時点の内容です。

前回の記事はこちら

この太いケーブルを、どこから外へ出すのか

ミニPCにOCuLinkポートは付いていません。本体を開け、内部のM.2ポート(本来はSSDを挿す場所)に変換アダプタを取り付けて、OCuLinkのポートを自分で作ります。

写真のとおりです。ポートが基板に直接付いている型だと、ポートの位置は本体の内側で固定されます。そこから出る太いケーブルを外へ通す場所がありません。蓋が浮いて閉まらなかったのは、そういう理由でした。

本体GMKtec EVO-X2(Ryzen AI Max+ 395 / ユニファイドメモリ128GB)
接続方法本体内部のM.2ポート → 変換アダプタ → OCuLinkケーブル → ドッキングステーション
外付けGPUNVIDIA GeForce RTX 3060 12GB

ポートの位置が動かせたら、どうなるか

3つ目に試したのが、これです。

M.2に挿す部分と、OCuLinkのポートが、平たいケーブルで分かれています。ポートだけを本体から引き出せるのが、これまでのものとの違いです。

結果がこうなりました。

蓋と筐体のわずかな隙間から、ポートだけを外に出しました。不格好ではありますが、本体を削ったり穴を開けたりする加工は一切していません。この状態で外付けのRTX 3060が問題なく認識され、動作しています。

写真のとおり、ポートはどこにも固定していません。出したまま、ぶら下がっている状態です。ケーブルを抜き差しするたびに引っ張られるので、本来は何かに留めるべきところです。

ただ、このアダプタのOCuLink端子にはネジ穴が付いています。留める先さえ作れば、きちんと固定できる形にはなっています。ハウジングを自作すれば見た目も収まりも良くなりそうですが、そこまでは作っていません

平たいケーブルが筐体と蓋に挟まれる形でもあります。ポートの固定とあわせて、長く使うなら多少手を入れた方が安心かもしれません。

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同じ名前で売られているのに、形が3種類あった

これで3種類のアダプタを試したことになります。どれも「M.2→OCuLink変換アダプタ」という同じ名前で売られていますが、形が違うと結果も変わりました。

動作加工
フレキ型(薄い帯状の基板)不安定。起動しない・繰り返し止まる
基板直結型安定して動作閉まらない必要
ケーブル型(今回)安定して動作閉まる不要

フレキ型が不安定だった件は前回の記事の補足に書いたとおりです。基板直結型は動作そのものに問題はなく、収まりだけが課題でした。ケーブル型はその収まりを解決した形でした。

選ぶときに見るところ
商品名はどれも似ています。写真を見て、OCuLinkのポートが基板に直接付いているか、ケーブルの先に付いているかを確かめるのが確実でした。ミニPCの蓋を閉めたい場合は後者を選びます。

ただし、これはEVO-X2の場合の話です。機種によって内部の空間も蓋の構造も違うので、同じ結果になるとは限りません。

まとめ:前回の結論を訂正します

  • 前回「筐体の加工は避けにくい」と書きましたが、アダプタを変えれば加工は要りませんでした
  • M.2に挿す基板とポートがケーブルで分かれている型なら、蓋と筐体の隙間からポートを出せます
  • 同じ名前で売られていても少なくとも形が3種類あり、動作と収まりの両方で結果が変わりました
  • これはEVO-X2での話です。機種が違えば結果も変わります

ミニPCに外付けGPUを繋ぐ話は、繋がるかどうかだけでなく、こうした収まりの問題がついて回ります。小さな部品ひとつで解決することもある、という記録でした。

記事で紹介した機材

今回の主役です。

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前回使ったもの(動作は安定していますが、蓋が閉まりません)。

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接続に使うケーブルと、本体です。

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OCuLinkケーブルの先で、グラフィックボードを収めて電源を供給するドッキングステーションです。前回から使っているものです。

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同じくOCuLink接続のドッキングステーションです。当窓では試していませんが、選択肢として挙げておきます。

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なお、OCuLinkを最初から備えたミニPCもあります。今回のような加工は要りませんが、メモリは64GBです(公称スペック。確認日2026年8月1日。当窓では実機を試していません)。

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メモリ128GBのまま最初からOCuLinkが付いている機種もあります。EVO-X2の後継機です。

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