QooCam StudioとVuze VR Studioのスローモーションを試す
QooCam Studio v1.4.3.9の目玉機能として、「AIスローモーション」なる機能が搭載されました。
また、同時期にVuze VR Studioもバージョンアップ。v3.2.6328でスローモーション編集ができるようになりました。
双方共にどんなものなのか、比較を行いました。
撮影状態
写真の状態で、自撮り棒を手で持って、撮影しています。
3台の比較で使っている映像から抜粋しています。
動画の撮影状態は、下記の通り。QooCamの方がフレームレートが高いのでスローモーションは有利になります。
QooCam | 4k@60fps |
Vuze XR | 5.7k@30fps |
動画内容
使用ソフト | Adobe Premiere Pro 2019 v13.1.0 |
準備したデータは下記の通り。数秒ずつで切り替わります。
QooCam | QooCam Studio(v1.4.3.9)でrender Stabilization : Anti-Shake Color Correction : ON 通常スピード |
QooCam | QooCam Studio(v1.4.3.9)でrender Stabilization : Anti-Shake Color Correction : ON 1/10スローモーション |
Vuze XR | Vuze VR Studio(v3.2.6328)でrender stabilization : Shake stabilization 通常スピード |
Vuze XR | Vuze VR Studio(v3.2.6328)でrender stabilization : Shake stabilization 1/10スローモーション |
Vuze XR | Vuze VR Studio(v3.2.6328)でrender stabilization : Shake stabilization 通常スピードの素材をPremiere Proにて1/10に(フレームブレンドON) |
比較動画
Youtube
VeeR
まとめ
Vuze VR Studio v3.2.6328のスローモーションは、コマを伸ばしただけに見えます。
一方、QooCam Studio v1.4.3.9のスローモーションは確かに、コマの補完が行われています。特に、視界右側の風に揺れる鯉のぼりを見ていただければわかりやすいかと思います。が、QooCam StudioのAIスローモーションも花びらのような小さなものにはうまく働かないようで、動きがとびとびになっています。
また、比較用にVuze XRの動画をPremiere ProでフレームブレンドONのスローモーションにしたものを最後に載せました。QooCam Studio v1.4.3.9のAIスローモーションの方が、鯉のぼりの輪郭がはっきりしているように見えます。QooCam Studioが何かしらの演算によって補完をしていることが伺えます。
高価なPremiere Proを購入以上に滑らかな補完ができるという点で、QooCam Studioの進化は素晴らしいのではないでしょうか。一方、Vuze VR Studioは「取り敢えず実装した」といった印象。無いよりは良いですが、特記すべき点がありません。