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【初心者向け】VRに使えるノートPCの選び方(2020年9月版)

2020年9月21日PC,Windows10

ノートPC単体でPC用HMD(ヘッドマウントディスプレイ)が使えたら良いと思い、色々検討したので、VR初心者の方に参考になるように、まとめました。

VRをノートPCで始めるには

必要なもの

パソコンでVR体験を始めるためには、下記の二つが必要です。

  1. PC用HMD(ヘッドマウントディスプレイ)
  2. パソコン本体

予算

全て新品で購入したとした場合を考えます。

予算はおよそ下記の通りです。場所が許して、パソコンをいじるのが苦にならないのならば、デスクトップPCの方が安く上がりますし、足りない部分だけ交換をすることで長く使えるでしょう。

項目ノートPCデスクトップPC
パソコン本体約12万円~約9万円~
ディスプレイ不要約1万円~
HMD約4万円~約4万円~
合計約16万円~約14万円~

2020年9月に続々と新しい製品が発表されたため、PCもHMD(ヘッドマウントディスプレイ)も、相場が下がっています。8月に比べると合計で4万円程度相場が下がっています

今回は、ノートPCに焦点を置きますが、パソコンを選ぶ基準は同じです。

お勧めHMD

VRを体験するには、VRゴーグルとも呼ばれるHMD(ヘッドマウントディスプレイ)が必要になります。最初の1台として、お勧めできる機種を紹介します。

Oculus Quest

現在発売されているHMDで唯一、HMD単体でも使えて、且つ、PC用HMDとしてでも使えるモデルです。後継機のOculus Quest 2が発表されるタイミングで、生産停止になりました。

初めてHMDを体験するのならばOculus Questをレンタルで試すのも手ではないでしょうか。この画質で満足できるのならば、次はOculus QuestとノートPCを買えばいいのです。

また、Oculus Quest付属のUSB2.0のケーブルでPCに繋げば、PC版HMDとして使える点も魅力です。配線がごちゃごちゃしません。

Oculus Quest 2

上記のOculus Questの後継機です。大幅にパワーアップしています。発売は2020年10月13日。予約も始まっています。

PCとUSBで接続してPC用HMD(ヘッドマウントディスプレイ)として使用出来る「Oculus Link」機能も搭載されています。

性能は下記の記事にまとめつつありますので、ご参考までに。

Oculus Rift S

2021年に生産停止になると発表されました。今から初めてHMD(ヘッドマウントディスプレイ)を購入するのならば、Oculus Quest 2です。

Oculus Questで画質が物足りないのであれば、Oculus Rift Sが候補に挙がるでしょう。

PC用HMDの多くは、下の写真のようなDCアダプタを繋ぐ必要があります。その点、Oculus Rift SはDCアダプタは不要です。Oculus Rift Sの電力はPCのUSBから供給されるのでスマートです。

【例】PC用HMD、Vive CosmosのDCアダプタ。そこそこ邪魔です。

Oculus Rift SはノートPCで使うには最も適したモデルです。

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Oculus
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ノートPCのスペックは何を見ればいい?

新品のノートPCを購入することを前提として、スペックのどこに注目すればいいのかをまとめます。

GPU

PC用HMDを動かす場合、NVIDIA社のGeforceシリーズか、AMD社のRadeonシリーズのGPUが必要になります。

ノートPCという点を考えると、同じ性能でより低電力であるGeforce系一択です。

PC用HMDの推奨スペックを見ると、GeforceシリーズのGTX 1060以上を選べば、余程重たいアプリ出ない限り動作します。

現行のGeforceシリーズでは、GTX 1660以上を選びましょう。

具体的には、GTX1660, GTX1070, GTX1080, RTX2060, RTX2070, RTX2080のいずれかが載っているノートPCを選ぶことになります。

CPU

ノートPCでGeforce GTX1060以上を積んでいるモデルは、CPUもCore i5以上となっています。PC用HMDを動かす点に関しては、CPUは注目しなくても良いでしょう。

メモリー

メモリーは8GB以上であれば問題ありません。GPUがGTX1660以上のものでメモリーが8GBより少ない物はまずないので、メモリーも気にしなくて良いでしょう。自分で増設する自信が無い方は16GBあれば重いアプリでも動作が安定します。

ポート類

DisplayPort

2019年以降のPC用HMDは、DisplayPort接続が標準になりました。

Oculus Questシリーズという例外を除けば、PC用HMDはDisplayPortが無いと動きません。Oculus Questシリーズを卒業して次に移る場合に、DisplayPortが必要になります。

本体にDisplayPortが付いている必要があります。USB Type-CがDisplayPortを兼ねるモデルでは、PC用HMDが動きません。

詳しくは下記の記事にまとめています。

USB

最低限1ポートが空いていれば良いので、USBの数は気にしなくても良いでしょう。

Thunderbolt3

PC用HMDを動かすだけならば、無くても良いです。

ただ、「思ったよりもVRにはまった!」「次のモデルが出たけど、PCのスペックが足りない!」といった時に、Thunderbolt3のポートがあれば、GPUボックスを追加し、ノートPCを強化することが出来ます。

Thunderbolt3に対応したノートPCは、後々延命を計ることが出来ます

見るべきスペックまとめ

前述の見るべきスペックをまとめます。

項目見るべきスペック
GPUGefoce GTX1660以上
CPU気にする必要なし
メモリー気にする必要なし(8GB以上)
ポート類DisplayPort必須(USB Type-C共用はダメ)
(Thunderbolt3があれば尚良し)

比較サイトで調べるのならば、GPUがGTX1660以上で、DisplayPortを持ったものを選べば良いでしょう。

なお、MicrosoftのSurface Book 3のように高スペックのGPUを積みつつも、DisplayPortが無いのでPC用HMDが使えないPCもありますので、ご注意を。

上記のSurface Book 3では、スペック的にはOKでも、ポートが無いのでOculus Questシリーズしか動かせません。

目的に合ったノートPCを選ぶ

下記からは最低ラインのスペックは備えているノートPCを紹介していきます。

コスパ重視

とにかく出費を抑えたいという場合、GPUがGTX1660以上であるかどうかが判断基準となるでしょう。

Thunderbolt3に対応していないモデルが比較的安価です。ただし、購入後に性能の今日は出来ないので、映像に物足りなさを感じれば買い替えとなるでしょう。

GALLERIA GR2060RGF-T

最近商品群を整理したドスパラのゲーミングノートPCです。Geforce 1660よりも格上のGeforce RTX2060を積んで税込み12万円強です。

Thunderbolt3は積んでいませんが、GPUも底辺の物では無いので長く使えるのではないでしょうか。

DisplayPortを2つ持っている珍しい仕様です。

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ドスパラ
¥120,978 2020/9/12
項目参考スペック※
CPUCore i5-10300H
GPURTX 2060
メモリー16GB
Thunderbolt3なし
※モデルによって変わります。

iiyama LEVEL-15FX069-R5-RXSS

GTX 1660Tiを積んだモデルです。CPUにAMDのRyzen 5 3600を採用しており、使い方によってはINTEL CORE i7よりも高速です。

項目参考スペック※
CPURyzen 5 3600
GPUGTX 1660 Ti
メモリー8GB
Thunderbolt3なし
※モデルによって変わります。

Lenovo Y7000シリーズ

現在(2020/9/21)実施されている直販サイトのセールにより、RTX2060モデルが税込み14万円切り!

Thunderbolt3には対応していません。標準ではGPUがGTX1650です。購入時にはGTX1660TiかRTX2060を確認しましょう。

項目参考スペック※
CPUCore i7 9750H
GPUGTX 1660 Ti
メモリー16GB
Thunderbolt3なし
※モデルによって変わります。

その他

Geforce GTX1660Tiを積んだノートPCで、標準で税込み15万円以下のモデルです。

CPUは一世代前とは言え、Core i7ですので、スペック的にも十分です。低下ベースで見ると、上記のiiyamaと比べるとコストパフォーマンスは劣ります。

商品入れ替えのセールがあればお買い得になるかも。

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FRONTIER
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★★★直販サイトでのカスタマイズがおすすめ★★★

FRONTIER直販サイト:¥137,280~(税込)(2020/7/31調べ)

項目参考スペック※
CPUCore i7 9750H
GPUGTX 1660 Ti
メモリー8GB
Thunderbolt3なし
※モデルによって変わります。

延命も視野に入れたモデル(Thunderbolt3搭載)

Thunderbolt3に対応したモデルを選ぶと15万円を超えてきます。Thunderbolt3があると、いざとなったらGPUボックスが使えますので、ノートPC自身を長く使えるメリットがあります。

DELL G7 7700モデル

DELLの直販サイトで頻繁にセールをやっています。ノートPCとしては巨大な17インチディスプレイ搭載です。

現在(2020/9/21)実施されているセールで約13万円です。

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Dell
¥172,800 (2020/09/22 09:18:35時点 Amazon調べ-詳細)
項目参考スペック※
CPUCore i5 10300H
GPUGTX 1660 Ti
メモリー8GB
Thunderbolt3あり
※モデルによって変わります。

DELL G3 3500モデル

DELLの直販サイトでは頻繁にセールをやっています。

現在(2020/8/15)実施されているセールを適応すると、税込みで14万円切り!

3500モデルは、最新の第10世代Core i7を搭載しています。

DELL G3は標準のGPUがGTX1650です。購入時には、GPUがGTX1660Tiであることを確認しましょう。

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Dell
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★★★直販サイトでのカスタマイズがおすすめ★★★
項目参考スペック※
CPUCore i7 10750H
GPUGTX 1660 Ti
メモリー16GB
Thunderbolt3あり
※モデルによって変わります。

HP OMEN 15シリーズ

現在(2020/9/21)のベースモデルで、RTX2060を積んでいます。

Thunderbolt3あり、RTX2060で15万円ちょっとで購入できます。

項目参考スペック※
CPUCore i5 10300H
GPURTX 2060
メモリー16GB
Thunderbolt3あり
※モデルによって変わります。

まとめ

VR体験が出来るPCを購入する場合、以下の2点に注目して選びましょう。

VR用ノートPCの選び方

  • GPUがGeforceシリーズ GTX1660以上(GTX1070, GTX1080, RTX2060, RTX2070, RTX2080)
  • DisplayPortがある(USB Type-C共用はダメ)

現在(2020/9/21)の価格帯としては税込み12万円強~くらいのイメージです。

個人的には、2020年6月検討時に、Pimax 8k PlusというHMDが動くGPUであるRTX2060を積んだDELL G5 5500を発注しました。

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★★★直販サイトでのカスタマイズがおすすめ★★★

直販サイトは早ければ週替わりでセールをやっています。買いたい時が買い時なのかもしれませんが、ちょっと様子を見てみるのも良いかもしれません。

(追記:2020/7/8)GPUの動作状況の確認方法

頂いたコメントに対する回答です。

タスクマネージャーを使う方法

タスクバーを右クリックして、タスクマネージャーを表示します。

タスクマネージャーのリボンの部分を右クリックして、「GPUエンジン」にチェックを入れます。

GPU1、GPU2がそれぞれどのGPUに対応しているのかは、「パフォーマンス」のタブを見るとGPUの名前が分かります。

GPUアクティビティを見る

NVIDIAコントロールパネルのメニューの「デスクトップ」をクリックして、「GPUアクティビティ アイコンを通知領域に表示する」にチェックを入れます。

タスクバーの通知領域に、カラフルな四角いアイコンが表示追加されます。これをクリックすると、NVIDIAのGPUで動いているアプリの一覧が表示されます。

複数のGPUボードを積んでいる場合は、タブ表示されます。

起動したアプリがこの欄に表示されていない場合、NVIDIAのGPUでは動いていません。

強制的にアプリが使うGPUを指定する方法

NVIDIAのGeforce限定の話です。

NVIDIAコントロールパネルのメニューの「3D設定の管理」を開き、「プログラム設定」タブに移ります。

「カスタマイズするプログラムを選択する」のリストから、GPUを指定したいアプリを選びます。

バージョン8.1.958.0では、GPUを選べるのは2項目。「CUDA – GPU」と「OpenGL レンダリング GPU」の設定のみです。

PhysXの設定

PhysXとは、GPUの計算能力を使って、GPUの代わりにプログラムを動かしてしまおうという機能です。

PhysXを設定しておくと、ゲームで爆発の演出や破片の飛び散りなど、リッチな映像用の計算をすることが出来るようになります。本来反面、元々余裕がないGPUを設定した場合は、GPUの仕事を肩代わりしている分だけ、GPU本来の仕事である映像を作る能力が落ちるようです。

設定自身は、NVIDIAコントロールパネルの「Surround、PhysXの設定」の中の「PhysX設定」から選ぶことが出来ます。

基本は、自動設定で問題ないでしょう。

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