Oculus Rift SでDisplayPortケーブルを延長したといいう話

2019年7月13日

Oculus Rift Sを使用するに当たって、グラフィックボードのDisplayPort(以下DPと省略)が遠くて使いづらい状態にありました。1度失敗しつつ、延長が出来たのでまとめます。

目的

先日、Oculus Rift S用のケースを購入し、使用の度に片付ける習慣が付いてきました。この話は書きの記事に書いていますので、ご参考までに。

この結果、グラフィックボードのDPが遠く、使いにくくなっていましたので、DPケーブルの延長を考えました。

1回目、DPケーブル+変換アダプター

準備した物

通常のDPケーブルを活用出来れば、潰しの効く環境が構築出来るのではと思いました。

そこで、オス/オスタイプのDPケーブルと、メス/メス変換アダプターがあれば良いかと考えて、下記を購入しました。

現物チェック

実際に届いた物が下記の物です。

DPケーブルは、両端にロック機構がちゃんと付いています。

こちらのメス/メス変換アダプターには、ロック機構がありません。

こんな感じで、接続しての使用を想定しています。

結果

お分かりの通り、懐かしの(?)この画面です。DPが接続されていない旨の表示が出てしまいます。

原因

Oculus Rift SのDPケーブルの使用は、バージョン1.2となっています。

Wikipediaを見ると、DPのバージョン1.2は転送レートが17.28 Gbpsとのこと。

よくよく見てみると、メス/メス変換アダプターの転送レートは 10.8Gbps しかありません。

DPケーブルはともかくメス/メス変換アダプターが足を引っ張っているようです。Amazonを調べても、他にはこの手の変換アダプターがヒットしませんでした。

2回目、DP延長ケーブル

準備した物

今度は素直に、DP延長ケーブルを購入しました。もちろんバージョン1.2対応品です。

現物チェック

実際の物がこちら、一応ダンボールに入っていました。

オス側にはロック機構が付いています。

メス側には付いていません。

ちなみにOculus Rift SのDP端子にもロック機構は付いていません。

強く引っ張られると取れます。

もっとも、強い力がかかる可能性がある部分なので、ロックしない方が安全な設計と言えるでしょう。

結果

こちらは、何の問題も無く動きました。少し身構えていたのですが、拍子抜けなくらいあっさりと動きました。

まとめ

今回、Oculus Rift S用に、グラフィックボードからDPを延長しました。

結果、分かったことは、

DisplayPortのバージョン1.2以上のケーブルを使いましょう!

という至って当たり前な結果となりました。

DPの延長を考えている方、下記のケーブルは使えます。ご参考までに。