ノートPCのメモリーを16GB→32GBに増強し、エンコード時間を比較 DELL Gシリーズ
32GBで2万円切り! PC用メモリーの値段が落ちてきましたので、交換に踏み切りました。
メモリーを交換するPC
DELL G5 5587シリーズを使用しています。
項目 | スペック |
CPU | Core i7-8750 |
memory | 16GB (2x8GB, DDR4, 2666MHz) |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 1060 Max Q 6GB GDDR5 |
ChipSet | HM370 |
PCのメモリーの最大値はChipSetで決まってきます。HM370は32GBとのこと。
準備したメモリー
CFDの「W4N2666PS-16G」というメモリーを購入しました。ドスパラで32GBがとうとう2万円を切っています。
最近のノートPCでは、「260pinのSO-DIMM」が載っているケースが多いです。ちなみにデスクトップ用は288pinです。
メモリーの定格の2666MHzというのは、「2666MHzまでは動かせますよ」という事です。この値がPCの定格よりも大きい製品なら問題なく使えます。
Panram社のチップが表裏合わせて16個付いています。1つ1GBなのでしょう。
交換作業
DELL G5は良くできていて、裏蓋の開け方がとても簡単。ネジ一本で止まっています。
開け方は下記の記事にて記載していますので、ご参考までに。
蓋を開けた状態が下の写真です。中央に二つ並んでいるのがメモリー。
メモリーの部分を拡大してみました。赤い矢印の部分の金具を外側に広げると、メモリーが跳ね上がります。
元々ついていたものは、SK hynix製ですね。表裏で8個。こちらも1チップ1GBという事です。
後は切り欠きの位置を合わせてはめるだけです。
効果の確認(Premiere Proエンコード)
エンコード条件
下記の記事に載せた動画をエンコードしてみます。
それぞれ、Premiere Proからキューを吐き出し、Media Encoderから書き出します。その時、Premiere Proは終了さえて、使用メモリーを少なくしました。
エンコード時間比較
結果、32GBに増設して約30%エンコード時間が短縮されました。
エンコード中のタスクマネージャーを見てみると、下記が確認できました。
- エンコード中のディスクの書き込みが無くなっている
- 16GB時にはCPUが絶えず100%だったのが、余裕が出来ている
- GPUが待ち状態になっていたが、改善されている
まとめ
メモリーも値段が安くなってきています。ノートPCのメモリーは比較的簡単に交換できるので、快適な作業性を求めるのならば、交換を検討してみてはいかがでしょうか。
(追記:2019/9/29)メモリー64GB載りました。
DELL G5 5587に64GBのメモリーが載りました。下記の記事にまとめていますので、ご参考までに。
(蛇足)発熱対策
気温も熱くなってきて、本格的にPCの温度も上がってきました。エンコード中にCPUの速度も遅くなっているようですので、熱対策としてドスパラのノートPC用クーラーを購入しました。
一応17インチ対応を謳っていますが、DELL G5よりは一回り小さく感じます。が、ガタつきも無く使えています。
角度をつけてもガタつきません。値段の割りにはしっかりとしているようです。
動画の編集時に、NVMeのSSDが良く60℃を超えていたのですが、超えなくなりました。
これで夏を乗り切ろうと思っています。