マカフィー リブセーフ:台数無制限に使えるセキュリティソフト
マカフィー様より「マカフィー リブセーフ」の1年ライセンスをご提供いただきました。
個人的に、AndroidからiPhoneに乗り換えようかというタイミングだったので、とてもうれしいタイミングでした。というのも、私が使用していたセキュリティソフト「ESETインターネットセキュリティ」はiOS版が無いのです。
ご提供いただく少し前から、3種類のセキュリティソフトについて比較していたので、その内容をまとめます。
マカフィー リブセーフ
最近は、パソコンの初期アプリとして導入されているケースも多くみられるようになったマカフィーのセキュリティソフトです。
下に記載しますが、ウィルス検知率も上がってきており、ソフトの動作も軽くなっています。
ウィルス検知
マルウェア対策性能
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Webサイト閲覧
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動作の軽さ
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ウィルス駆除「100%保証」
ウィルスを駆除できない場合、マカフィーに支払った費用が返金されます。
とは言え、ウィルスによる被害に対しての補償ではありませんのでご注意を。
価格
通常価格 | |
1年版(インストール台数無制限) | ¥9,146 |
3年版(インストール台数無制限) | ¥12,980 |
比較するセキュリティソフト
ESET インターネットセキュリティ
個人的にかなり前から使用しているセキュリティソフトです。検知率も高く、ソフトの動作も軽い、しかも安いのです。
トレンドマイクロ ウィルスバスタークラウド
日本でのシェアが高いセキュリティソフトです。シェアが高いということは、それだけデータの蓄積があるというわけで、安心感があります。
ウィルス検知性能
第三者機関「AV comparatives」の評価
第三者機関「AV comparatives」の評価結果は下記の通り。
セキュリティソフト | |||
検知率(2020年7-10月) | 98.5% | 99.3% | 100% |
ほぼどのセキュリティソフトも100%近くの数字になっています。
トレンドマイクロのウィルスバスターのみ100%を記録しています。完璧にガードしているなんてすばらしいですね。
アメリカ「PC Magazine」の評価
今回の比較対象に入れていませんが、セキュリティソフト「PC Matic」のサイトに、PC Magazineの評価が公正であると書かれていましたので参考にします。
セキュリティソフト | |||
評価スコア(5点満点) | 4.0 | 4.0 | 3.5 |
マルウェアスキャン | 〇 | 〇 | 〇 |
マルウェアアクセススキャン | 〇 | 〇 | 〇 |
ウェブサイト評価 | 〇 | × | 〇 |
悪意のあるサイトのブロック | 〇 | 〇 | 〇 |
フィッシング対策 | 〇 | 〇 | 〇 |
行動ベースの検出 | 〇 | 〇 | 〇 |
脆弱性スキャン | 〇 | × | × |
ファイヤーウォール | 〇 | × | × |
マカフィー リブセーフは、Windowsの脆弱性のスキャン機能や、ファイヤーウォールの機能がある部分が特徴となっています。
対応デバイス
ESETのみ、iOS版がありません。
子供保護用機能
子供に有害なサイトをブロックしてくれる機能「ペアレンタルコントロール」を搭載しているかどうかを記載いたしました。ESETはiOSアプリを出していないので、当然未対応になります。
動作速度検証
個人的に所有しているPCにて、PCMARK10を走らせてスコアを比較してみました。
それぞれのセキュリティアプリは、スキャン状態ではなく定常状態です。
- セキュリティソフトなし
- セキュリティソフト 定常起動時
セキュリティソフトをインストールしてどれだけスコアが変動したかを見てみます。
なお、トレンドマイクロ ウィルスバスタークラウドのライセンスのみ、1か月の試用版を使っています。
セキュリティソフトなしの時が100%とすると、マカフィー、ESETのそれぞれのパフォーマンスは下記の通りでした。
セキュリティソフト | |||
PCMARK10 | 4625/4798 ≒ 96% | 4507/4798 ≒ 93.9% | 4735/4798 ≒ 99% |
ESETがPCの動作に対して影響が少ないことが分かります。
年間費用
上記の内容から、比較してきた3種類のセキュリティソフトについて、性能面では、
・ウィルス検知については同程度
・必要な機能は十分にある(ESETのiOS未対応は除く)
という点は共通していると言えるでしょう。
どのソフトでも性能面で満足できるのならば、価格面ではどうでしょうか。
マカフィー リブセーフは1家族(世帯)間ならば、何台使用しても年会費が変らないという特徴があります。
1ライセンスで、トレンドマイクロは3台、ESETは最大5台分が使用できます。
では、どれくらいのデバイスを持っていたら、マカフィーが最安値になるのでしょうか。
なお、セキュリティソフトが使えるデバイスは、Widows・Macと言ったパソコン以外にも、AndroidやiPhoneなどのスマートフォンやタブレットにも使えます。家族丸っと同じセキュリティソフトを使う場合の価格を検証します。
なお、今回は定価ベースで検証してみます。頻繁にセールをやっていますので、実際にはもう少し安い価格で手に入るでしょう。
1台使用時
この構成では、ESETが最安値です。3年ライセンスでは、他のソフトの半額程度と驚異の安さです。
2台使用時
2台使用時もESETの独壇場です。
3台使用時
3台使用時は、1年契約ではESETとトレンドマイクロで差が無くなってきています。3年ライセンスではESETが安いままです。
4台使用時
4台使用時は、トレンドマイクロのライセンスは2ライセンス必要になるため、価格がググっと上昇します。ESETは5台用ライセンスの方が安くなってきます。
5台使用時
5台使用時、この時がESETの底値です。3年ライセンスで1台あたり600円/年と、スマホアプリ並みの価格です。
6台使用時
7台使用時
8台使用時
8台使用時の3年ライセンスで、マカフィーの1台あたりの使用料が最安値となりました。ESETの5台使用時の最安値\600/年を切って、マカフィーの使用量が¥541/年になります。
9台以上使用する場合は、マカフィーはより下がっていきますし、検証はここまでとします。
まとめ
マカフィー リブセーフのウィルス検知率は、ESETインターネットセキュリティと同等程度のものです。
・1ライセンスで家族全員が使える
・iOS版もあり
・ウィルス検知率はESETインターネットセキュリティと同程度
・Windowsの脆弱性検知やファイヤーウォール機能がある
1世帯(家族)で使用する場合、1ライセンスで使用できるのはありがたいです。
個人的には、私がPC2台・スマホ2台・タブレット(BOOX Nova2)、妻がPCとスマホ、子供のおもちゃに古いスマホと8台が稼働していますので、マカフィー リブセーフはベストチョイスだったわけです。