Oculus Quest カスタマイズアプリSideQuestがWifi接続に対応 v0.7.0
Oculus Quest やGoのカスタマイズ用アプリSideQuestが、v0.70にバージョンアップしています。
今回のバージョンアップで簡単にWiFi経由でカスタイズが出来るようになりました。
SideQuest
開発者モードにしたOculus Quest、Oculus GoをカスタマイズするためのPC用アプリです。
インストール方法は下記にまとめています。ご参考までに。
下記が公式サイトです。
アップデート内容v0.7.0
今回のアップデート内容は下記の通り。明記はされていませんが、WiFiでの接続が出来るようになりました。
# Added ADB command runner.
# Fixed a graphical glitch with the restore buttons on the backup screen.
# Added search to the packages screen. Thanks @tomtastico (https://github.com/tomtastico)
# Added SideQuest version number to the top bar
訳
#ADBコマンドランナーを追加
#バックアップ画面の復元ボタンによるグラフィカルな不具合を修正
#パッケージ画面に検索を追加
#SideQuestバージョン番号をトップバーに追加https://github.com/the-expanse/SideQuest/releases
※:2020/1/21時点で、GitHubがリンク切れになっています
WiFi接続で使用するのは、1つ目の項目「ADB Command」です。
WiFi接続の方法
PC用でSideQuestを立ち上げます。
開発者モードになっているOculus Questの電源を入れ、USBケーブルでPCと接続します。
SideQuestの左上に「Connected」と表示されていることを確認します。
SideQuestの右上のアイコン群の中の左から2つ目、「Run ADB Commands」をクリックします。
下記のような画面が出ますので、「Enable Wifi ADB」をクリックします。
「Enable Wifi ADB」をクリックすると、下記のようにコマンドが送信されます。右下の「RUN COMMAND」は押さなくても良いようです。
次に、「Connected to Wifi ADB」をクリックします。
下記のように、Oculus QuestのIPアドレスを自動で取得して、コマンドを送信します。
このコマンドを送信すると、SideQuestの左上の表示が下のように「Warinig…」となるはずです。
この時点では、1台のOclus Questが、
- USB接続
- Wifi接続
の2種類で接続しているため、SideQuestは「2台も接続している!」と怒っています。
USBケーブルを外してあげれば、「Connected」に戻り、操作が出来るようになります。
WiFi接続の制限
接続は手動
SideQuestを一度閉じると、Oculus Quest / SideQuest間の接続が切れます。
現時点では、一度接続が切れると、再度、「Run ADB Command」の「Connect to Wifi ADB」を押す必要があります。
Oculus Quest 再起動時のエラー
また、Oculus Questが再起動してしまうと、上記のように「Connect to Wifi ADB」を押すと、下図のようなエラーが出ます。
この場合、再度USBケーブルで接続して、「Enable Wifi ADB」、「Connect to Wifi ADB」と順に手順を踏む必要があります。
WiFi接続からUSB接続に戻す
「Run ADB Commands」の「Disconnect Everything」をクリックすると、WiFi接続が解除されます。
Oculus Quest をUSBケーブルで接続すると、自動でUSB接続として認識されます。
参考サイト
下記のサイトでは、コマンドラインからOculus Quest / SideQuestをWiFi接続で接続する方法がかかれています。
今回のSideQuestのアップデートでは、この操作をマウス操作だけで出来るようにした、という認識で良いかと思います。
まとめ
Oculus Quest /Go用のカスタマイズアプリSideQuestがv0.7.0にアップデートしました。
通信速度の検証まではしていませんが、PCの脇にOculus Questを置かなくてもカスタマイズできるのはありがたいです。
ちょっとしたスクリーンショットをPCに保存する時も、USBケーブルが要らなくなりました。素晴らしい!