Lenovo Legion Y740(17) でOculus Rift Sを使う ■Core i7-9750H /32GB /RTX2080MQ■

2020年12月22日

Lenovo Legion Y740(17) で

Oculus Rift Sを使う
Core i7-9750H /32GB
GeForce RTX 2080 Max-Q

Lenovo様より、ハイエンドゲーミングノートPC「Legion Y740(17)」をお借りしました。

このLegion Y740(17)でOculus Rift Sがどの程度動くのか、検証しましたのでまとめます。

Legion Y740(17)

LenovoのゲーミングPCブランド「Legion」の名前を持つゲーミングPCの中でもフラッグシップモデルとなるのが「Yシリーズ」です。このLegion Y740は、Intelの第8世代CPUと第9世代CPUに対応したモデルでした。現状はLenovo公式サイトからは姿を消し、Amazon等でのみ、在庫分が販売されている状態です。

後継機は、Y750シリーズです。

テスト機のスペック

今回お借りしたPCのスペックは下記の通り。フラッグシップノートPCというだけはあるスペックを誇っています。

modelLegion Y740(17)
81UJ002MJE
ディスプレイ17.3インチ FHD IPS液晶(1920x1080px、144Hz)
CPUIntel Core i7-9750H
6コア12スレッド・2.6GHz(TB 4.5GHz)
GPUNVIDIA GeForce RTX 2080 Max-Q
8GB GDDR6
メモリ32GB
SSD1TB (NVMe/M.2)
HDD1TB
電源230W
OSWindows10 Home 64bit(英語)

スペックの詳細は下記にレビューを書きました。ご参考までに。

Oculus Rift Sを動かしてみる

Oculus Rift Sを接続し、どれくらいの性能が出ているのかを確認していきます。目安として、PCが描けるフレームレートを用います。

フレームレートの観測方法

Oculusアプリのグラフィック設定を変更し、「パフォーマンスを優先」と「品質を優先」の両方でフレームレートをまとめます。

Oculus Rift Sのグラフィック設定について

Oculus Rift Sを接続する~配線の様子

Legion Y740(17)には、背面にminiDPが付いています。Oculus Rift S付属のminiDP⇒DisplayPort変換アダプタをかませて、Oculus Rift Sを接続します。

ちょうど干渉しない位置にUSBも付いていますので、配線はすっきりします。

「BEAT SABER」のフレームレート

BEAT SABERについて

軽いVRアプリの代表格として、BEAT SABERをテストします。

フレームレートは200fps以上と、快適にプレイできます。

「Half-Life:Alyx」のフレームレート

Half-Life:Alyxについて

リッチな映像を描画するアプリとして、Half-Life:Alyxを動かします。

画質の設定は、「低画質」と「最高画質」の2点でリフレッシュレートを見ていきます。

いずれの設定にしても、フレームレートは100fps程度は確保できています。十分快適にプレイできます。

「SteamVR Home」のフレームレート

SteamVR Homeについて

SteamVRを立ち上げると出てくるホーム画面です。SteamVRを起動する時には見ることになるので、ここが快適に動かなければ、ストレスを感じるでしょう。

Oculus Rift Sのグラフィック設定を品質を優先にしても140fps程度は出ています。快適にプレイできます。

「Asgard’s Wrath」のフレームレート

Asgard’s Wrathについて

Oculus Link発表時に、同時に発表された大作RPGです。重たいVRアプリの代表格です。

高画質設定にすると、フレームレートがカツカツの80fpsに近づきます。体感でカクつくことはありません。

フレームレート測定結果まとめ

Oculus Rift Sパフォーマンスを優先品質を優先
BEAT SABER280fps236fps
Half Life:ALYX 低画質135fps117fps
Half Life:ALYX 最高画質99fps107fps
SteamVR Home157fps137fps
Asgard’s Wrath 簡単117fps105fps
Asgard’s Wrath 高97fps81fps

【セルの色】水色:96fps以上、黄色:80~96fps、赤:80fps以下
※:Oculus Rift Sのリフレッシュレートの2割増し=96Hz、Oculus Rift Sのリフレッシュレート=80Hz

Oculus Rift Sのリフレッシュレートは80Hzです。これを超えていると、PCが十分な描写性能を持っていると言えます。

今回のテストしたアプリ全てで、80fpsを超えています。Legion Y740(17)はOculus Rift Sの映像を十分に描き切っていると言えます。

まとめ

Legion Y740(17)でOculus Rift Sは使えるのか?

Legion Y740(17)でOculus Rift Sは余裕をもって使えます。

元々Oculus Rift Sは解像度も低めですので、ハイエンドノートPCであるLegion Y740(17)にとっては、楽に扱えるHMDです。

また、Legion Y740(17)はメモリーも32GB積んでいますし、「Asgard’s Wrath」も難なく動作します。高画質設定でもストレスを感じることなく使用できます。