AFTERSHOKZ OPENCOMM ブームマイクが付いた骨伝導ヘッドホンをOculus Quest 2で使ってみる

2020年12月12日

以前購入した骨伝導ヘッドホン「AfterShokz Titanium」は家族が使っているのですが、やはり私も欲しくなってきてしまいましたので、新商品を購入しました。

ブームマイクが付いた骨伝導ヘッドホン「AFTERSHOKZ OPENCOMM」です。

AFTERSHOKZ OPENCOMM

私自身は、GREEN FUNDINGで購入しました。

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Aftershokz

入っていたもの

入っていたものは下記の通りです。

  • 本体
  • キャリングケース
  • 専用充電ケーブル
  • 説明書類

キャリングケース

黒いハードタイプのキャリングケースが付いていました。AfterShokz OPENCOMMがちょうど入る座繰りが付けてあります。

充電部分

AfterShokz OPENCOMMはIP55等級の耐久性があるとされていますが、充電端子はむき出しです。

ここに、マグネット式の専用充電ケーブルをかちりとはめると、充電出来ます。充電時に端子が濡れているなどの漏電を検知すると、充電がストップする機能が付いています。端子がむき出しですが、対策は取ってあるということですね。

充電中は、「AFTERSHOKZ」のロゴの「O」が赤く光ります。

AfterShokz Titaniumと並べてみる

ケーブルも、各種の作りもコンパクトになったことが分かります。

AfterShokz Titaniumオープンイヤーワイヤレス骨伝導ヘッドフォン、ポータブル収納ケース付き、ブラック
Aftershokz

重さの比較

AfterShokz OPENCOMMは、Titaniumと比べると、ブームマイクが付いている分、物理的に機能がアップしています。

機種重さ
AfterShokz Titanium36g
AfterShokz OPENCOMM33g
AfterShokz Titanium
AfterShokz OPENCOMM

ブームマイクが付いているにもかかわらず、AfterShokz OPENCOMMの方が軽く仕上がっています。

ちなみに、バッテリー持ちの公称値は、下記の通りです。

機種連続再生時間
AfterShokz Titanium6時間
AfterShokz OPENCOMM16時間

軽くなってなお、2倍以上バッテリーが持つようになっています。

着け心地

AfterShokz Titaniumに比べて、AfterShokz OPENCOMMは、耳を覆うようにして下に下がるようになっています。

AfterShokz Titanium
AfterShokz OPENCOMM

この作りのおかげで、AfterShokz OPENCOMMは、AfterShokz Titaniumよりもホールド性が良く、動いても位置が動きにくくなっています。

ボタンの位置

AfterShokz OPENCOMMのボタンは、右側に集中して設けられています。

真横を向いているボタンがマルチファンクションボタン、受話や音声アシスト用に使えます。メカ式のスイッチが入っていますので、手袋をしていても反応しますし、何より押した感じがあるので、個人的には好みです。

下方向を向いているボタンが、+とーのボタンです。音量の調整や、曲送りなど、押す回数で機能が変ります。

+ボタンは、電源ボタンを兼ねています。電源オフ時に長押しでペアリングモードに入れます。

Oculus Quest 2に接続してみた

さて、このAfterShokz OPENCOMMをOculus Quest 2に接続してみました。

Oculus Quest 2のBluetoothの設定は、「設定」⇒「テスト開発」⇒「Bluetoothのペアリング」で入れます。

下の画面になったら「新しいデバイスとペア設定する」を選択します。

OPENCOMMの「+ボタン」を長押しして、ペアリングモードにしてあげると、Oculus Quest 2の画面に「OpenComm by AfterShokz」が表示されるので、選択します。

下の方ような画面が出てくるので「ペア設定する」を選択します。

これで、AfterShokz OPENCOMMhが「有効」になりました。

と、有効にしてみて感じるのが、「???」です。

・・・有効になった感じがしない・・・

試しにAfterShokz OPENCOMMを外してみると、確かに音が鳴っていません。

つまりは、AfterShokz OPENCOMMの音質は、Oculus Quest 2のスピーカーに程よく似ていて、違和感がありません。

もちろんAfterShokz OPENCOMMは骨伝導ヘッドホンなので、耳をふさぎません。周りの音も普通に聞こえているのに、自分だけに、Oculus Quest 2の音が聞こえているのです。

AfterShokz OPENCOMMを付けている人以外には音が漏れないという、不思議な体験です。

音の方向感なども、問題ないように感じました。

なお、音量を上げすぎると、骨伝導ヘッドホンと言えど、音漏れはします。

問題点

「BEAT SABER」は、動きがカクカクしていて、使えた物ではありませんでした。

影響を受けないアプリもある中、いわゆる音ゲーはBluetoothに対してシビアなのかもしれません。

なお、「The Climb」は、何の遅延も感じず、快適に使用できました。

Oculus Link

AfterShokz OPENCOMMをOculus Quest 2に接続した状態で、Oculus Linkを使用してみました。

始めは良いのですが、徐々に音がひずんでいきます。

Oculus Linkでは、使用しない方が良さそうです。

PC版VRを使用するには

アプリ「Virtual Desktop」を使うと、普通にPC版VRが使用できました。音のズレも気になりません。

ワイヤレスで使えるので、これが一番おススメの方法かもしれません。

アプリ「Virtual Desktop」の導入方法は下記にまとめています。ご参考までに。

まとめ

AfterShokz OPENCOMMをOculus Quest 2にペアリングして使用してみました。

AfterShokz OPENCOMM + Oculus Quest 2の使用感

・音質はOculus Quest 2のスピーカーと似ている
・隣にいる人にもOculus Quest 2の音が聞こえない
・自分には、周りの音も聞こえている

対応していないアプリがある(確認できたのはBEAT SABERのみ)

初代Oculus Questの時は、全体の動きが重たくなっていたかと思いますが、現状でOculus Quest 2は”意外と使える”と感じました。

音楽を聴くのに適した音とは言えませんが、Oculus Quest 2のスピーカーの音質と似たようなレベルの音質です。アプリを楽しむ分には問題なく使える上、開放感があって聴き疲れがし難いように感じました。

Oculus Quest 2は元々画面は自分専用ですが、これで音も自分専用になりました。

ただ、「端から見てると、無音で動き回っていのだろう」と考えると、ちょっとシュールではあるかもしれません。

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