mircoUSBで充電ができる単3電池を買ったら、Oculus Questのコントローラが充電式になった話 -Oculus Rift Sも可-
Oculus Questのコントローラーは単3電池を1本使います。個人的に現状は一般的な充電式の単3電池、ニッケル水素電池を使っています。
が、電池残量が減ってくると、どうもトラッキングをミスする頻度が高くなるように思います。
そこで、以前から目を付けていたリチウムイオン型の電池を買ってみました。
単三電池型のリチウムイオン電池
リチウムイオン電池の出力電圧は約3.6V。これを調整して1.5Vまで下げるので、ほぼ使い切るまで1.5Vが持続する特徴があります。
現在(2021/2/10時点)この商品はAmazonでは取り扱っていないようです。
私は買っていませんが、下記の商品も似たようなことは出来るでしょう。
コントローラの電池残量が低い時の挙動の理由
コントローラーのトラッキングが悪くなるのは、単純に電力不足だと考えています。
普通のアルカリ電池が1.5V、ニッケル水素電池(eneloop等)が1.2V、Oculus Questで見たコントローラーの0%時の電池が1.1V程度でした。
アルカリ電池・マンガン電池 | 約1.5V |
ニッケル水素電池(eneloop等) | 約1.2V |
リチウムイオン電池 | 約3.6V |
ニッケル水素電池は結構カツカツなんですね。
内容物
入っていたものは次の通り。
- 単三電池4本用のケース
- 電池4本
- USBケーブル
電池本体
mircoUSBの端子があります。
電池のプラス側のケースが45度程度回る構造になっています。mircoUSB端子が隠れます。防水とまではいかないでしょうけど、防塵くらいにはなるのでしょうか。
付属のUSBケーブルは、4本同時に差せるタコ足構造になっています。
サイズ
単3電池のサイズは規格が決まっているようです。幅は14.5mmが正式の値です。
14mm強です。
ちなみに、Panasonic製の充電池もほぼ一緒の14mm強。
問題なさそうですね。
出力電圧
電池の電圧は1.5Vです。
ちなみにリチウムイオン電池は大体3.6V程度の電圧が出るようです。
充電
一本一本に、リチウムイオン電池と、充電器が内蔵されているようなイメージです。
充電中は赤く光っています。
充電が終わると、緑に光ります。
Oculus Questのコントローラで使えるのか
サイズ的には問題なく入りました。
これ、mircoUSB端子が見える形で入れれます。電池の蓋を加工すれば、Oculus Questのコントローラーを充電式のコントローラーのように使えるのではないでしょうか。
もっとも、Oculus Questのコントローラーの蓋は簡単に外せるので、「遊び使い終わったら、mircoUSBを差して充電」という習慣が付けば、電池切れに気を付ける必要もなくなりそうです。
Oculus Linkで見てみると、コントローラ(Touch)の残量は100%。電池がなくなるまで100%が続きます。
マグネット式のケーブルでOculus Questのコントローラーが超便利に!
個人的に、USBで充電するものは、下記のケーブルを使って充電していることが多いです。
そこで、この電池にも付けてみました。
ケーブルを付けると、ちゃんと充電しています。
マグネット端子を付けたままでも蓋が閉まります。
ケーブルの共通化と、何より、電池を引っ張り出す必要がなくなったのは、気持ち的に楽です。
まとめ
Oculus Questのコントローラーは、電池残量が減った時に、トラッキングできない頻度が上がるように思っています。
今回、電池がなくなるまで1.5Vで出力し続ける電池を購入してみました。
プラシーボかもしれませんが、トラッキングも良くなったような気がしています。
が、思ったより便利なのが、電池を入れたまま充電できる点です。
人間は「3動作以上はめんどくさく感じる」と聞いたことがあります。
正にそれ。電池交換作業を書いてみると、
通常(3動作):ふたを開ける ⇒ 電池を取り出す ⇒ 電池を入れる
今回(2動作):ふたを開ける ⇒ ケーブルを差す
厳密にいうと、今回の電池でも蓋を閉める動作は入るのですが、それは、充電が終わったずっと後の話です。
基本二手間以下の動作になるので、面倒さがなくなりました。