スマホ用ジンバルSnoppa AtomとVRレコーダーH3-VRを繋げて使う
180度3Dカメラをスマートフォン用ジンバルSnoppa Atomに乗せて180度3D録画を楽しんでいます。先日よりVRレコーダー ZOOM H3-VRを使って、音声のVR化を目論んでいましたが、目処が立ちましたのでまとめます。
ZOOM H3-VRとは
4つのマイクと6軸モーションセンサーを搭載したVRハンディレコーダーです。
ステレオ録音はもちろん、5.1chサラウンドや、アンビソニックスという360度全方位のフォーマット等も選べます。
詳しくは下記の公式サイトをご覧下さい。
このレコーダーを使えば、VRオーディオを録音できるわけです。
Snoppa Atomとは
スマートフォン用電動3軸ジンバルです。
が、耐荷重が310gとスマートフォン用ジンバルとしては突出して大きいため、スマートフォンより分厚いInsta360 EVOでもなんとか使えます。また、Vuze XRもケースを自作すれば使えます。この辺りは、下記の記事に記載していますので、ご参考までに。
マウント方法
H3-VRをSnoppa Atomにどうやって繋げるかを考えていきます。
純正デュアルマウントアダプター
H3-VRには純正でマウンターが付いてきます。
Snoppa Atomと接続すると、長い棒が飛び出す形に。本来は三脚を固定する部分ですが、ジンバルを使うと無用の長物です。
エツミ 1/4”オスオス止めネジ
棒の部分がぎゃまならばということで、1/4″ネジのオスオスネジを購入しました。
カメラと向きを揃えたいので、クッション代わりに、百均の滑り止めを切り取ってはめました。
これで、一応はカメラの向きとH3-VRの向きを合わすことが出来ました。
しかしながら、大きな誤算が一点。
録音すると、ジンバルのモーター音が乗ってしまいました。絶えずブーンという音が乗っています。
多分ですが、ジンバルの駆動時の音を拾っているのだと推測されます。
と言うのも、歩いたり角度を変えたりしてもこの音は変化がないため、ジンバルの各回転制御用のモーターの振動音ではないようです。また、、H3-VRの純正マウンターを使ったときにはこの音が乗りませんでした。
今回、「エツミ 1/4”オスオス止めネジ」でカチッとSnoppa AtomとH3-VRを止めてしまったため、Snoppa Atomの駆動による微振動がH3-VRに乗ってしまっていると考えられます。
純正マウンターのH3-VR用の1/4″ネジにはクッション材が付いているので、これが振動を防止するような作りになっていたということでしょうか。
ショック吸収マルチマウント
対策として、1/4″ネジが使える振動を吸収する為のマウンターがあれば良いと考えました。
選んだのがこちらの商品です。
写真の上側は1/4″ネジですが、下側のネジの径が一回り大きい。3/8″でしょうか。付属のアクセサリーシュー(カメラのフラッシュ用のマウンター)
「変換アダプター買い直しか?」と焦ったのですが、よく見ると、付属のアクセサリーシュー(カメラのフラッシュ用のマウンター)の真ん中に1/4″のメスが切ってありました。
そこで、上記で購入した”エツミ 1/4”オスオス止めネジ”を使ったら、ちょうど良い感じで、H3-VRをショック吸収マウンター越しにSnoppa Atomに取り付けられました。
作例
下記の記事に載せている動画でこの構成で撮った映像と音声を載せています。
Oculusシリーズ等のVRゴーグルで見ると、頭の動きに合わせて音声も動きます。
映像だけのVR180よりも確実に臨場感が上がりました。
まとめ
今回、スマートフォン用ジンバルSnoppa AtomとVRハンディレコーダー H3-VRをショック吸収マウンター越しに接続して映像と音声共にの3Dの動画を撮ることが出来ました。
Snoppa AtomとH3-VRの間に挟んだマウンターは下記の2点です。
取り敢えず、この構成でジンバルからの振動音は消えました。
個人的には満足していますが、各回転軸の駆動音が、もしかしたら、静かなシチュエーションでは気になるかもしれません。何か分かりましたら、随時記事にしていきます。