家庭用 光造形方式 3D プリンター 「ELEGOO MARS」 ビルドプラットフォームの位置合わせ方法

3万円程度で購入できる光造形方式の3Dプリンタ「ELEGOO MARS」、一応説明書にもビルドプラットフォームの位置合わせ方法は書いてありますが、どこに気を付ければ良いのかが分かりにくいように思いましたので、まとめました。

ELEGOO MARSとは

手頃に使える光造形方式の3Dプリンタです。

下記に光造形方式の3Dプリンタの使い心地をまとめています。ご参考までに。

ビルドプラットフォームとは

3Dプリンターの部品の一つで、実際に造形物を作るための台です。

ELEGOO MARSのビルドプラットフォームは、下の写真の部分です。

ビルドプラットフォームを外すと下の写真のように、軸だけが残ります。

位置合わせ手順

このビルドプラットフォームのうち、実際に造形物が形成される台は、下の写真のネジ2本を外すとぐらぐらになり、並行出しができるようになります。

事前準備

ビルドプラットフォームは、念入りにアルコール(IPAなど)できれいにふき取っておきましょう。

間違っても、造形物ようのLCD(液晶)にUVレジンが垂れないようにすることが大切です。UVレジンは当然UV(紫外線)を吸収するために、LCDから出てくるUVが、レジンタンク内に届かないようになってしまいます。

LCDを汚してしまった場合は、アルコールを含んだ新しいキムワイプを使って、数回かに分けてふき取ってあげるといいでしょう。

六角ねじを緩める

上の写真の2か所の六角ねじを緩めます。

使用する工具は、ELEGOO MARSに付属している3㎜のL字の六角レンチです。

硬い場合は、六角レンチの短い方で勢いをつけて少し緩めるといいでしょう。半周も回せば十分緩みます。

そこまで硬くないのならば、下の写真のようにボールポイント側で回せば楽です。

ビルドプラットフォームの下の部分がグラグラになっていれば、OKです。

A4の用紙をLCD(液晶)の上に置く

A4の用紙を半分に折って、LCD(造形用の液晶モニター)の上に置きます。

A5の紙を2枚敷く、等でもいいでしょう。平坦なもの、且つ、ビルドプラットフォームが触れても傷がつかないものならばA4の紙でなくても代用は効きますが、ELEGOO MARSに垂れていたUVレジンやアルコールで汚れることもありますので、使い捨てて問題ないものを選んだ方が無難です。

最終的には、下の写真のように、ビルドプラットフォームを下げた時のスペーサーとして使います。ビルドプラットフォームとLCDを傷つけないためのスペーサーだという理解で良いでしょう。

では、続いてビルドプラットフォームの位置を下げていく手順を説明します。

ビルドプラットフォームを下げていく

本体の電源を入れてい、液晶モニターに表示される「Tool」を押します。

次に「Manual」を押します。

下のボタンを押すと、ビルドプラットフォームが一番下まで降ります。

一番下まで到達すると、「ピーピー」と音が鳴り、一度上昇した後、もう一度降下し、再度「ピーピ」と音が鳴ります。

これで、ELEGOO MARSは、「この位置がビルドプラットフォームが一番下まで行ったところ」と記憶しました。

この位置で、ビルドプラットフォームが本体に平行になるように固定していきます。

ビルドプラットフォームの位置合わせ

この状態で、ビルドプラットフォームのLCDに対する回転方向の位置も高さもきっちりとあっています。

あとは、ビルドプラットフォームがLCDの中に完全に含まれるように、回転方向の位置を調整してあげます。

A4の紙を、折れ曲がらない程度にめくって、LCDの端が少し見える程度にしておけば問題ないでしょう。

ネジ締め

ビルドプラットフォームの調整用の2本のネジ、前側と右側の両方を締めていきます。

最初は、ボールポイント側で緩めに締めていった方が楽に締めれます。前側・右側共に、緩く締めます。

六角レンチのボールポイント側は多少角度が付いていても締めれる反面、強い力をかけるとネジ山がつぶれてしまうことがあります。ボールポイント側では、あまり力はかけない方がいいでしょう。

ある程度ボールポイント側で締めた後は、六角レンチの平らな方で、本締めをします。

L字の六角レンチの端を持って、軽くキュッキュッと、反動をつけるように締めると、楽に強く締めることができます。

ビルドプラットフォームを上げる

画面の「10㎜」を教えて、ビルドプラットフォームの移動距離を10㎜に設定します。

上矢印ボタンを10回程度連打をして、ビルドプラットフォームを上にあげます。

A4用紙を取り除きます。

レジンタンクをセットします。

もう一度、モニター上の下の写真のボタンを押して、ゼロ点出しをします。

こうすることによって、ELEGOO MARSは、「セットしたレジンタンクの一番下の位置」を記憶することが出来ます。

これでセットしたレジンタンクに対するゼロ点出しが出来ました。

まとめ

説明書に載っている方法は、レジンタンクにレジンが残っている場合が想定されていないようでした。

今回紹介した方法を使えば、レジンタンクにレジンが残っている場合でも正しくビルドプラットフォームの位置調整が出来ますので、試してみてはいかがでしょうか。