折りたたみスマホの画面が割れたらいくらかかる?〜iPhone Duoの修理代とAppleCare+を調べた
ふだんは、ローカルで動かす生成AIやGPUの話をメインに書いていますが、今回は少し毛色の違う話です。2026年10月に発売される折りたたみ型のiPhone、iPhone Duoの価格が¥364,800からと知りました。普通のiPhoneより一段高い買い物です。
そこでふと気になったのが、この画面を割ってしまったらいくらかかるのか、ということです。折りたたみ式のスマホは画面が2枚あり、しかも中の画面は折り曲げられる特殊な構造をしています。普通のスマホの画面修理と同じ感覚でいると、思わぬ金額になるのではないでしょうか。
本記事では、iPhone Duoと、先行して発売されているSamsung Galaxy Z Foldシリーズを中心に、各社が公式に出している画面修理の費用と、保証プログラムに入った場合の自己負担額を調べました。
2026年9月時点の内容です。折りたたみスマホを1台も持っていないため、以下はすべて各社の公式ページを読んだ調査であり、実機での検証ではありません。
何を調べたか〜対象と情報源
調べたのは、AppleのiPhone Duo、Samsungのフォールド式Galaxy Z Foldシリーズ、GoogleのPixel Fold系、Motorolaのrazr fold、Honor・Huaweiの折りたたみ機の5系統です。数字は各社の公式サポートページ、あるいは規約文書に載っているものだけを使い、レビューサイトの推測値や修理業者の見積もりは使っていません。
結果として、金額まで確認できたのはiPhone DuoとGalaxy Z Foldシリーズの2系統だけでした。Pixel Fold系はページがJavaScriptで組まれていて内容を取得できず、Motorolaのrazr foldは日本での取り扱い自体は確認できたものの修理費用のページを特定できず、Honor・Huaweiについては該当ページを見つけられませんでした。分からなかったことは、分からなかったとそのまま後述します。
保証なしで直すといくらか〜Galaxy Z Foldの場合
先にSamsungのGalaxy Z Foldシリーズから見ます。理由は、Appleと違って修理費用の一覧が静的なページに載っていて、金額をそのまま確認できたためです。Samsungの公式サポートページ(2026年9月9日更新)には、保証に入っていない状態でディスプレイを交換した場合の費用が、SIMフリー端末向けに次のとおり載っていました。
| 機種 | ディスプレイ交換 | バッテリー交換 |
|---|---|---|
| Galaxy Z Fold7 | ¥85,910〜 | ¥13,090〜 |
| Galaxy Z Fold8 | ¥87,670〜 | ¥14,630〜 |
| Galaxy Z Fold8 Ultra | ¥95,370〜 | ¥14,630〜 |
いずれも「〜」が付いているので、これは下限の金額です。画面が内側で折れる構造上、部品や工賃が普通のスマホの画面よりかさむと考えられますが、この点については裏取りできていません。金額の事実だけを見ても、9万円前後という水準は、スマホ本体を新しく1台買えてしまう金額です。
Samsungには、この負担を減らすための保証プログラム「Galaxy Care」があります。加入は端末の電源を初めて入れてから30日以内という期限付きです。支払いは月額か2年一括かを選べ、Galaxy Z Fold7・Fold8・Fold8 Ultra(SIMフリー版)の場合、月額でおよそ¥1,280〜¥1,860という水準でした。
肝心の自己負担額ですが、Samsungの公式ページには、これらのFoldシリーズ(SIMフリー版)が「画面交換・外装交換は自己負担金なし」という対象モデルの一覧に明記されていました。Galaxy Careに月々¥1,300〜¥1,900ほど払っておけば、9万円前後かかる画面の修理が0円になる計算です。ドコモやauといったキャリア版のGalaxy Z Foldがこの一覧に含まれるかどうかまでは、今回のページからは確認できませんでした。
iPhone Duoが割れたらいくらか〜AppleCare+の場合
次にiPhone Duoです。ここで先に断っておくと、AppleCare+に加入していない状態での画面修理の実費は、今回確認できませんでした。Appleの修理見積もりページは機種をその場で選ばせてサーバーから金額を取ってくる仕組みになっていて、今回の調査方法ではこの部分の数字が取得できませんでした。加えてiPhone Duoは2026年10月23日発売でまだ販売前のため、そもそも見積もりの選択肢にまだ用意されていない可能性もあります。
一方で確認できたのが、AppleCare+に加入している場合の自己負担額です。AppleCare+の規約文書(2026年9月9日付の最新版)を読むと、事故や過失による損傷の料金表は、iPadやApple Watchは機種ごとに細かく分かれているのに対して、iPhoneは機種を問わず「iPhone」という1つの区分で一律の料金になっていました。この文書のどこにも「iPhone Duo」という個別の機種名は出てきません。
その一律料金というのが、画面のみの損傷で¥3,700(税込)です。これは長年のiPhoneのAppleCare+の画面修理費用と同じ水準で、iPhone Duoのような¥364,800〜の機種であっても、同じ¥3,700で直せる計算です。画面以外の損傷の自己負担額についても近い数字が見つかりましたが、規約文書の表組みが複雑で、iPhoneの行の数字だと確証を持てなかったため、ここでは書きません。
今回分かったのは、「AppleCare+に入っていれば¥3,700で直る」という側と、「入っていないと本体価格なりに高額になるはずだが、具体的な金額は確認できていない」という側です。Galaxy Z Foldの実費が9万円前後だったことを踏まえると、iPhone Duoの非加入時の実費もおそらく同じ水準か、それ以上になると考えるのが自然ですが、これは推測であり、確認した事実ではありません。
調べたが分からなかったこと
公平を期すために、確認できなかったこともそのまま書きます。
- Google Pixel Fold系の修理費用と保証プログラム(Preferred Care)の料金。公式ページがJavaScriptで組まれており、今回の取得方法では本文を読めませんでした。
- Motorola razr foldの修理費用。日本の公式サイトに製品ページがあることは確認しましたが、保証プログラム「moto care」の料金ページを特定できませんでした。
- Honor・Huaweiの折りたたみ機。日本向けの該当ページを見つけられませんでした。
したがって、「折りたたみスマホの中でどこが一番安い・高い」という横並びの結論は、今回の材料では出せません。確認できたのはiPhone DuoとGalaxy Z Foldの2系統だけという前提で、ここから先を読んでください。
それでもAppleCare+に入る意味はあるのか
ここまでの事実を並べると、Galaxy Z Foldは保証なしで9万円前後、保証(Galaxy Care)に入っていれば0円という、分かりやすい対比でした。iPhone Duoは保証に入っていれば¥3,700で直るという事実は確認できましたが、保証なしの実費が分からないため、同じような対比を数字では示せません。
それでも、AppleCare+の¥3,700という自己負担額が本体価格に関係なく一律である以上、¥364,800〜という高額な機種ほど、保証に入っていないときとの差が開くはずだと考えられます。本体価格が高い機種で画面を割ってしまうと、修理か買い替えかで数万円から十数万円の出費になっても不思議ではありません。これがiPhone Duoの購入を考えている人に、AppleCare+への加入を検討する材料になる理由です。
ここまでは、割った経験があるかどうかで判断が分かれる話として書いてきました。ただ、iPhone Duoに限っては、その分け方が当てはまらないと考えています。
この機種の画面は2026年10月23日に出たばかりで、折り曲げられる構造を持っています。普通のスマホの画面を何年も割らずに使えてきた人でも、その実績がこの画面にそのまま当てはまるかどうかは、まだ誰にも分かりません。割れやすいという話ではなく、判断の材料が世の中にまだ無いということです。
そのうえで、自己負担額は本体価格に関係なく¥3,700です。長く使うつもりで¥364,800〜の機種を選ぶのであれば、保証料は修理費の割引券というより、分からない部分を自分で抱えないための費用として見るほうが近いと考えています。少なくともこの1台目については、入っておく側に倒しておきたいところです。
なお、AppleCare+もGalaxy Careも、端末を購入してから一定期間内(Galaxy Careは30日以内)に加入しないと選べません。すでにその期間を過ぎている人には、この記事で挙げた選択肢そのものが、すでに残っていません。
まとめ〜割れたときの負担を、どこまで自分で持つか
今回調べた範囲では、Galaxy Z Foldシリーズは保証なしで9万円前後の画面修理費用がかかり、Galaxy Careに入っていれば0円で直せることが公式ページで確認できました。iPhone Duoについては、AppleCare+加入時の自己負担額が¥3,700であることは確認できましたが、非加入時の実費は今回の方法では確認できませんでした。Pixel Fold系・Motorola razr fold・Honor/Huaweiについては、修理費用そのものを確認できていません。
そのうえで、iPhone Duoを長く使うつもりで買うのであれば、AppleCare+には入っておく側に倒したほうがよいと考えています。出たばかりの折り曲げられる画面で、これまで割らずに使えてきたという自分の実績が当てはまるかどうかが、まだ分からないためです。
折りたたみスマホに限らず、高額な機材を買うときほど、壊れたときの負担をどこまで自分で抱えるかという判断がついて回ります。ローカルLLM用にGPUやミニPCを選ぶときも、初期費用だけでなく、壊れたり容量が足りなくなったりしたときにどう対処するかまで考えておくと、あとで慌てずに済むと感じています。
iPhone Duo自体については、ローカルAIの視点から別に1本まとめています。
関連する記事は、ローカルAIのまとめページに一覧があります。









ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません