小型3軸ジンバル ZHIYUN CRANE M2でVuze XRのバランスがスマートに取れた話
180度3D撮影が出来るVuze XRは、先進的且つ独創的な形状であり、重心がかなり高い位置にあるカメラです。
ZHIYUN CRANE-M2等の3軸ジンバルは手振れを機械的に削除してくれる素晴らしい物ですが、立ち上げ前にバランスを取ってあげる必要があります。これらのジンバルは、ミラーレス一眼などの”普通のカメラ”をターゲットとしており、重心の高いVuzeXRでは使い辛い状態でした。
ZHIYUN CRANE M2とは
アクションカメラからミラーレス一眼までで使用できる、小型の電動3軸ジンバルです。
電動でカメラのブレを補正してくれるので、きれいな動画の撮影が出来るようになります。
Vuze XRとは
5.7k画質で、360度2D撮影も、180度3D撮影もできるカメラです。
性能は下記の記事にまとめていますので、ご参考までに。
ZHIYUN CRANE-M2 + Vuze XR
以前の試み
ZHIYUN CRANE-M2を購入した直後に、Vuze XRでバランスを取ろうと試みたことがあります。
重りをガンガンにつけて、ちょっと不格好、且つ、ちょっとした角度でジンバル本体に干渉するため、ZHIYUN CRANE-M2とVuze XRの組み合わせでは使わなくなってしまいました。
今回の試み「垂直クイックリリースプレート」
先日、ZHIYUN CRANE-M2用の垂直クイックリリースプレートを購入しました。
装着感は、下記の記事にまとめています。
この記事を書いているときに、「Vuze XRで使えるんじゃね?」と、思い立ったわけです。
準備した物
準備した物は下記の通り
- 垂直クイックリリースプレート
- L字ステー
- 1/4インチネジが3つ
L字ステー
家に転がっていたL字ステーを使用しました。多分、下のような商品だったように思います。以前、車にポータブルナビを取り付けるときに使っていたと記憶しています。
使ったものは、長い方が85mm、短い方が35mmですので、下記のステイでも代用できるかもです。
1/4インチネジ
ネジは下記のタイプのネジを使用しています。使用目的としては、垂直クイックリリースプレートとL字ステーの固定なので、特にこの手のネジを使う必要もありません。
組み立て
垂直クイックリリースプレートとステーの固定
垂直クイックリリースプレートと、L字ステーを背中合わせに取り付け、ネジで固定します。1/4ネジである必要はないですね。ボルトとナットでもOKです。
ステーとVuze XRとの固定
L字ステーとVuze XRを固定します。写真では、Insta360 EVOの箱についてきていた1/4ネジを使っています。今回使用したステーは厚さがないので、1/4ネジはネジ山部分が短いネジを使わないと固定できません。
固定すると下の写真のようになります。
バランスを取る
バランスはZHIYUN CRANE-M2用の説明書通りに取っていきます。
バランスを取った状態が下の写真です。ZHIYUN CRANE-M2を斜めに構えた状態です。
「PF」でバランスが取れていることが分かります。
問題点
今回Vuze XRの固定で使用した1/4ネジの高さが問題でした。角度によっては、ZHIYUN CRANE-M2と干渉します。ネジの長さが短く、頭も小さいタイプの1/4ネジを使用すれば、干渉なく使用できそうです。
下のようなものを使うか、重心をもう少し上にあげるかの工夫をすればよさそうです。
まとめ
独特な形状のVRカメラVuze XRは、重心が高いためジンバルを選ぶ傾向にあります。
今回、ZHIYUN CRANE-M2用の垂直クイックリリースプレートを手に入れましたので、やっとまともにバランスが取れるようになりそうです。