180度3Dカメラ(VR180カメラ)を買ってはいけない3つの理由

2019年7月19日

2つのレンズが並んでいる通称3Dカメラ。 撮った写真や動画を立体的に見ることが出来ます。 2017年にGoogleが発表したVR180という規格もあって、徐々に種類も増えていくことでしょう。 私はQooCamとVuze XRとInsta360 EVOと、3台の3Dカメラを持っており、撮影を楽しんでいます。

他に無い映像を残すことが出来る反面、使いにくい面が多々あります。 その経験を元に、今回は3Dカメラ(VR180カメラ)を買ってはいけない3つの理由を述べていきます。

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3Dカメラ(VR180カメラ)を買ってはいけない理由

(理由その1)プレビューが出来ない

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まずは、3Dカメラの画像を見てください。代表的(?)な四機種です。

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QooCamやVuze XRは一目瞭然、Mirage Cameraも実はプレビュー用のモニターがありません。Insta360 EVOも折りたためる地点で、モニターの配置は無理ですね。

どの機種もスマホをモニター代わりに使うこと前提となっています。

プレビュー用にスマホを接続した場合、”右手にカメラ、左手にスマホ”なんて状況が発生します。

更に、表示にタイムラグが発生するため、なかなか思うような構図になってくれません。シャッターチャンスとは無縁のものだと考えた方が良いです。

結果、私は前時代的に、”直感で撮影”スタイルになってしまいました。静止画を撮るカメラとしては、”撮ってみるまで何が映っているのか分からない”ということで、数打ちゃ当たる方式でパチャパチャやっています。

(理由その2)レンズが剥き出し出し

3Dカメラはレンズが2つ付いています。一つ一つのレンズが180度、半球上の画像を記録します。

ご存じのように、カメラはレンズが命です。傷が付くと綺麗な映像は得られません。

これらの3Dカメラは、命であるレンズが飛び出しているんです。

例えるならば、心臓剥き出しで歩いているようなものです。転けたら終わりです。

また、構造上、隣のレンズが映り込みます。つまり、3Dカメラ状態で保護ケースを作った場合、保護ケース分映り込みが大きくなると言うことです。保護ケースの発売すら望み薄と考えて良いでしょう。

コンデジなんかと比べるとまだまだ単価の高いこのカメラ。この構造は致命的な欠陥です。

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(理由その3)ハードウェア・ソフトウェア共に未成熟

Googleが提唱するVR180に準拠するこれらの規格、お手軽に3D体験が出来るメリットもありますが、出来たばかりの規格ですので、まだまだハード・ソフト共に本領を発揮できていません。

未熟ポイント1.立体に見える範囲

これらのカメラで撮った写真は、立体的に見えるのは3mくらいまで。それ以上離れると、立体的に見えません。人間の目には、2つのレンズの位置の差から立体的に見えているのですが、3m以上離れてしまうと、映像の差が分かりにくくなるからです。

また、映像の中心が一番立体的に見え、外周に行くほど、立体的に見えません。これも、視点の差が無くなるからですね。 後は外周に行くほど画像が粗くなります。

これらのカメラの生データは下の写真のように、超魚眼レンズで撮った丸い画像が生データです。外周にあるものは小さく映っていますね。これを引き延ばして180度の映像を作ってありますので、外周は解像感が無くなります。

20190228_TMPGEnc_クリップ_ID2.jpg

未熟ポイント2.圧縮ノイズ

主に動画の話ですが、この丸い画像で従来の圧縮技術でファイルが作られています。歪んだ映像に平面用の圧縮技術を使うものですから、処理が追いつかないのか、ファイルサイズの影響なのか、ブロックノイズが大量発生します。それを更に引き延ばすので、動きのある動画の解像感は致命的です。

未熟ポイント3.ソフトウェアでの手ぶれ補正

こちらも動画の話です。Insta360 EVOの登場で大分改善されてきているとは言え、今の技術ではソフトウェアでの手ぶれ補正は技術的に難しい技術だそうで、360度カメラのようななめらかさが得られていません。

ただでさえ、映像酔いが起こりやすい3D動画を撮るとなると、三脚固定かジンバル・スタビライザーを使用して揺れを抑える必要があります。

現状の手ぶれ補正の検証については下記の記事にまとめています。ご参考までに。

まとめ「3Dカメラはまだまだ発展途上」

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3Dカメラは従来のデジカメの感覚での使用は”無理”です。似て非なるものです。 手軽に扱えるようになるには、メーカーさんに頑張ってもらい、下記のものが出そろってきた時こそ本当の買い時といえるでしょう。

  1. 内蔵プレビューモニター
  2. 内蔵ジンバル
  3. 専用の圧縮方法

ジンバル内蔵カメラ「OSMO POCKET」が3D対応になったりしたら、最強かもしれません。

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お手軽VR記録をしたいのであれば、360度カメラの方をお勧めします。他の方の評価などを見ても、現状のベストバイはこちらだそうです。

360度カメラは、素晴らしいソフトウェアでの手ぶれ補正が出来ますし、360度全部記録するのでプレビューの必要がありません。何も考えずに、録画し続ければ良いのです。

また、撮影した映像をVRゴーグルで見れば、その場にいるかのような体験が出来ます。

とは言え、私は3Dカメラを買って後悔はしていません。

こういった立体感のある写真や動画が撮れるのはこれらのカメラだけ。

視聴にVRゴーグルが必要だったり制限はありますが、360度カメラとはまた違った面白みがあります。

まだ使いこなせていませんしが、”ひと味違う”写真が撮れる事は間違いありません。

アーリーアダプターとして、技術の進歩を体験するには持って来いのカメラです。


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