【着物】雪駄の歩き心地を改善しようとしてみた 2
履き心地の良くない雪駄を改善しようと、試してみたので、記載いたします。
前回の試み
試み内容
前回、雪駄が衝撃を吸収できるようになれば履き心地が良くなるのではと思い、試してみましたが、今一でした。
前回の試みで分かったこと
前回の試みで下記のことが分かりましたので、今回に役立てていきます。
- 衝撃を吸収すると履き心地は改善される
- 靴底の踵部分の強度は必要
- コニシのボンドの強度は十分
今回の試み概要
方針
試みの方針としては、前回の発展形とし、ゴム板を取り付けます。ゴム板だけでは強度が足りないようですので、工夫が必要です。
材料

ボンドは前回使ったコニシのGPクリヤーを使います。
![]() | 価格:140円 |

NRスポンジボムとセメダインのシューズドクターを使います。
![]() | 和気産業 NRスポンジゴム 10mm×300mm×300mm NRS-08 価格:361円 |

![]() | 価格:656円 |

作業内容
下準備
前回張り付けたゴム板を取り外します。

取り外してみると、やはりカカト部分の合皮が傷んでいます。


今度は、このカカトの部分を取り外します。ラジオペンチで金具を引き抜きます。
金具以外にボンドでもついていましたが、ぴっぱると層が剥がれるように剥がれました。

ゴム板取り付け
雪駄に合わせてゴム板を切ります。

相変わらず、ゴムは綺麗に切れていません。
コニシのGPクリヤーを使って、切り取ったゴム板を張り付けます。

ゴム板の余った部分でかかと部分を作ります。

見た目は草履っぽくなりました。

シューズドクター
この上に、シューズドクターを塗りたくります。

コニシのGPクリヤーに付いていたヘラで滑り止めっぽく塗りました。

ゴム部分の再度にもシューズドクターを塗ってみました。見かけは草履に見えます。
結果
これを履いて5000歩程度歩いてみました。履き心地は改善されました。
クロックスよりもフワフワした感覚です。足への負担は軽減されています。

カカトの劣化は見られません。底のゴムも削れていないようです。
シューズドクターを塗ったことによって、強度が確保されているようです。
「履き心地の改善」という目的は達成されました。
まとめ
雪駄にゴム板を張ることで歩き心地が改善しました。が、ゴム板を張った地点で「雪駄」ではなく「草履」になってしまったように思います。
今回は、着物のセットについてきた下記の雪駄を使用しています。
![]() | 紳士和柄雪駄 全8種 コーティング加工で汚れに強く取扱いが簡単! サンダルの代わりにご好評です。獅子や龍、麒麟、七宝などの和柄を履いて出かけよう! 価格:1,944円 |

かかった費用は、本体が\1,944、加工の材料費が\1,157円の、合計\3,101相当でした。
\1,944 + \140 + \361 + \656 = \3,101
履き辛かった雪駄が改善したという点で、今回の試みとしては成功です。
とは言え、既に持っている物を加工するならともかく、新規に購入するのならば、スポンジ底の雪駄を購入した方がいいように思います。下記の商品が良いかどうかは分かりませんが、こういうものも売っているんですね。
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