Oculus Rift Sが安くなった! 動作の軽さを再確認してみる。

パソコン用のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)であるOculus Rift Sが値下がりしました。

税込み価格で¥54,780から\32,780へと約40%引きという投げ売り価格です。

個人的に動作が軽くて気に入っているRift Sについて、GPU別でどれくらい動作が軽いのか再確認してみます。

Oculus Rift S

2020年4月にFacebook社から発売された、パソコン用HMDです。

トラッキング用にカメラが5台ついており、Oculus Quest系と比べて、コントローラーがトラッキングから外れてあらぬ方向へ行く、なんてことが少ないHMDです。

良く出来ているし、軽いし、PCへの動作も小さめと、そこそこ愛用している一台です。

ディスプレイは液晶で、粒状感はOculus Questよりは断然少なく、Oculus Quest 2よりは粒が見えます。

絵作りがくっきりとしており、文字が読み易いので、作業をするには使いやすいと感じています。

Oculus Rift Sの画面を見てから、QuestシリーズのOculus Linkの画面を見ると、モヤっとしているように感じます。

どうなる? 対応アプリ

Oculus Rift Sは、2021年に開発終了がアナウンスされています。公式の対応アプリもどんどん減っていくと心配になります。

確かに、Oculus Rift Sをメインのターゲットとしたアプリは減っていくのかもしれません。

しかし、Oculus Quest 2も同じOculusアプリを使用していますし、Oculus Rift Sは、SteamVRにも対応しています。

万が一、OculusストアでOculus Rift Sのアプリが無くなっていったとしても、ViveシリーズやValve Indexシリーズのアプリも動くので、アプリが無いなんて心配は要らないでしょう。

Oculus Questよりも動作が軽い:GPU別フレームレートまとめ

さて、40%オフのセールとは言え、2021年で開発終了宣言をされているOculus Rift Sは、今買う価値はあるのでしょうか。

賛否両論あるのでしょうが、個人的には、「動作が軽いわりに、キレイに見える」点でサブ機として使うのであれば、価値はあると考えています。

では、私がテストしてきたノートPCについて、GPU別にフレームレートをまとめてみましょう。

各HMDのリフレッシュレートと、設定を表にしておきます。

HMDリフレッシュレート設定
Oculus Rift S80Hz品質を優先
Oculus Quest72Hzレンダリング解像度1.0x
Oculus Quest 272~90Hzレンダリング解像度1.0x
Vive Cosmos Elite90Hzスーパーサンプリング100%

フレームレートが、HMDのリフレッシュレート以上の数字になっていれば、快適に動作していると言えます。

Beat Saber

軽いVRアプリの代表格のBeat Saberです。全ての測定結果で、リフレッシュレートを超えたフレームレートが出ています。このレベルのGPUが載ったPCならば、快適に動作します。

さて、今回注目すべきは、Oculus Rift Sのフレームレート(青いグラフ)です。これを見ると、GPUのパワーが低めの場合でも、フレームレートが出ています。Oculus QuestやOculus Quest 2よりも、若干フレームレートが出ていますね。Oculus Rift Sの方が、他のHMDよりもPCへの負荷が小さくて済むわけです。

Asgard’s Wrath

重たいアプリの代表格として、Asgard’s Wrathをテストしています。アプリの画質の設定は「高」としています。

この結果は、顕著ですね。

Oculus Rift S以外では、フレームレートがリフレッシュレートに追いついていません。言い換えると、Oculus Rift Sだけが、フレーム落ちせずに描写できていると言えます。

これくらい重たいアプリを使用する場合には、動作が軽いOculus Rift Sの恩恵が受けれます。

その他、ノートPCでどれくらいVRが楽しめるのか、色々調べていますので、ご参考までに。

まとめ

Oculus Rift Sの価格が約40%も下落しました。2021年に開発終了と言われているOculus Rift Sです。今、買う価値はあるのかどうか、Oculus Rift Sの利点を再確認していました。

Oculus Rift Sの優れている点

・カメラが5台あるため、トラッキングが外れにくい
・くっきりとした描写
・フレームレートが出やすい

Oculus Rift Sは現行のPC用HMDとしては、かなり軽い部類のHMDです。エントリーモデルのゲーミングノートでも動く軽快さがあります。

映像を映すのにPCのパワーが割かれないというのは、動画の編集なんかにHMDを使う場合は、結構重要なんです。メインの作業が遅くなりにくくなりますから。

PC用HMDとして、Oculus Questからのステップアップや、お手軽なサブ機としてなら、購入する価値はあるのではないでしょうか。

Oculus Questからのステップアップをお考えの場合、PCのDisplayPortには注意をしましょう。Oculus Rift Sに限った話ではないですが、DisplayPortが認識しないとPC用HMDは使えません。

なお、まだOculus Questシリーズを持っていないのであれば、Oculus Quest 2が無難です。Rift S+¥5,000で、単体でも楽しめ、PC用HMDとしても使えるんですからお得ですね。