熊本の地震に何かしたいが何をすればいいのか〜遠くから、負担にならない範囲でできることを調べた

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このブログでは普段、手元のパソコンでAIを動かす話ばかり書いています。今回はまったく違う内容です。

2026年7月28日、熊本県で大きな地震がありました。遠くにいると、何かしたい気持ちはあっても、何をすればよいのか分からないまま日が過ぎてしまいます。私もそうでした。

そこで、無理のない範囲で、遠くからできることを調べて整理しました。まとまった額を出せなくても、できることはあるようです。

私は現地にいませんし、この分野の専門家でもありません。公式に確認できた情報だけを並べます。状況は日々変わりますので、実際に行動される際は必ず公式のページで最新をご確認ください。

2026年7月31日時点で調べた内容です。

まず、言葉の知識から

調べていて「これは知らなかった」と思ったことがあります。寄付には性質の違う2種類があるという点です。同じ「募金」と呼ばれていても、お金の届き方も、届くまでの時間もまったく違います。

同じ寄付でも、行き先が違います
義援金(ぎえんきん)
被災した方へ直接お金として届く
全額が届けられる
公平に分けるための手続きがあるため
届くまでに時間がかかる
支援金(しえんきん)
現地で活動している団体へ届く
すぐに活動費として使われる
炊き出し、片付け、物資の配布など
どこへ託すかは自分で選ぶ
どちらが良いという話ではありません。「いま動いている人を支える」なら支援金、「被災した方の手元に届ける」なら義援金、という選び分けです。

私はこの違いを知らないまま、「募金」とひとくくりに考えていました。知っているだけで、選び方が変わります。

実質2,000円で済む方法があります

「負担にならない範囲で」と考えたとき、いちばん現実的だと感じたのがこれでした。ふるさと納税の仕組みを使うやり方です。

ふるさと納税は、寄付した額のうち2,000円を超える部分が、翌年の税金から差し引かれる仕組みです(控除の上限は収入によって変わります)。災害への寄付にもこれが使えます。

つまり、たとえば1万円を寄付した場合、実際の自己負担は2,000円で、残りは翌年の税金が減る形で戻ってきます。返礼品を受け取らない設定にすれば、寄付した額の全額が自治体へ届きます。

金額の下限も低く設定されています。さとふるでは1,000円から1円単位、ふるさとチョイスでは2,000円以上から受け付けているとのことです。

ただし、ひとつ注意があります。寄付が2,000円以下だと、税の控除は受けられません。控除は「2,000円を超えた分」に対して働くためです。控除を使いたい場合は、2,000円より多い額にする必要があります。

もうひとつ、調べていて安心した点があります。さとふるの説明によれば、返礼品を受け取らない災害支援の寄付では、さとふるが自治体から手数料を受け取っていないとのことでした。仲介の会社に手数料が落ちないぶん、そのまま届くということです。

「代理寄付」という仕組みもありました
被災した自治体は、いま職員の手が足りません。そこで被災していない別の自治体が、代わりに寄付を受け付けて事務処理を引き受ける仕組みがあります。

寄付する側から見れば手続きは同じですが、受け取る側の負担が減ります。こういう仕組みがあること自体、私は今回はじめて知りました。

公式に確認できた受付先

熊本県の公式ページで確認できた内容です。

  • 受付期間:2026年7月29日から10月30日まで(熊本県の義援金)
  • 方法:銀行振込のほか、県庁など14か所での窓口持参、募金箱も設置
  • 窓口は平日8時30分から17時まで。受領証をその場で出してもらえます
  • 振込の受領証は、税の控除を受けるための書類として使えます
  • 【7月31日 更新】日本赤十字社が「令和8年熊本地震災害義援金」の受付を開始しました(10月30日まで)。熊本県共同募金会も義援金の受付を開始しています(7月31日〜10月30日)。※本記事を書いた7月31日の朝の時点では、赤十字は受付一覧に無く、共同募金会は「間もなく受付」と告知している状態でした。同じ日のうちに変わっています
この記事に口座番号は書きません
意図的に載せていません。振込先は必ず公式ページでご確認ください。

理由は2つあります。ひとつは、数字が1文字違うだけで、まったく別の人にお金が届いてしまうこと。もうひとつは、準備中の受付先が順次増えており、この記事の情報がすぐ古くなることです。

面倒でも、公式ページを開いてそこに書かれている番号を使う。これがいちばん確実です。

残念ですが、便乗する人がいます

大きな災害のあとには、寄付を装って集める行為が必ず出てきます。調べていて、確認の手順として挙げられていたものを整理します。

  • SNSで流れてきたリンクから振り込まない。自分で公式サイトを開き直す
  • 個人名義の口座には振り込まない。自治体や公的な団体の名義かどうかを見る
  • 口座名義のカタカナ表記まで見比べる。1文字違うだけで別の口座です
  • 急かしてくるものは疑う。公式の受付には期間が設けられており、慌てる必要はありません

4つ目は特に大事だと感じました。熊本県の受付期間は10月30日まであります。今日中に決めなければいけないものではありません。落ち着いて確かめてからで十分です。

よかれと思って、かえって困らせてしまうこと

これも調べていて知ったことです。善意でしたことが、現地の負担になる場合があります。

個人で物資を送るのは、基本的に控えたほうがよいとされています。仕分けや保管に人手が要り、必要なものと違う物が届くと置き場所にも困るためです。何が足りないかは日ごとに変わり、遠くからは分かりません。

同じ理由で、受け入れの体制が整う前に現地へ向かうことも勧められていません。行くのであれば、社会福祉協議会などが立ち上げる窓口を通じて、募集が出てからです。

身も蓋もない言い方ですが、遠くにいる人間にできるいちばん確実なことは、お金を託すことでした。何を買うかは、現地の人がいちばん分かっています。

買い物で応援する、という道

寄付とは別に、熊本の産品を買うという応援の仕方があります。私はこちらのほうが続けやすいと感じました。

ただし、いますぐ大量に注文するのは考えものです。物流が乱れている時期に注文が集中すると、対応する側の負担が増えます。

買い物での応援は、少し落ち着いてからのほうが効くようです。そして、報道が減って世間の関心が薄れた頃こそ、産地は困ります。忘れた頃に買うほうが、実は意味があるのかもしれません。

ふるさと納税で返礼品を受け取る形にすれば、寄付と買い物を兼ねられます。こちらは落ち着いてからの選択肢として考えています。

まとめ:小さくても、長く

  • 寄付には義援金(被災した方へ直接届く・時間がかかる)と支援金(活動団体へ届く・すぐ使われる)がある
  • ふるさと納税の仕組みを使うと実質2,000円の負担で寄付できる。返礼品を受け取らなければ全額が届く
  • 1,000円程度から受け付けているところもある。ただし2,000円以下だと税の控除は受けられない
  • 熊本県の受付は10月30日まで。急ぐ必要はない
  • 口座番号は必ず公式ページで確認する。SNSのリンクから振り込まない
  • 個人での物資の送付と、体制が整う前の現地入りは控える
  • 買い物での応援は、落ち着いてから、そして長く

調べてみて、いちばん気が楽になったのは「急がなくてよい」と分かったことでした。受付は数か月あります。慌てて判断を誤るより、公式のページを開いて、無理のない額を、落ち着いて。

そして、関心が薄れた頃にもう一度思い出す。それが遠くにいる人間にできることだと思いました。

参考にしたページ

いずれも公式のページです。実際に寄付される際は、必ずここで最新の情報をご確認ください。

令和8年熊本地震に係る義援金の受付について(熊本県)
受付期間・振込先・窓口の一覧。本記事の受付情報はここに準拠しました
義援金の受付について(熊本県共同募金会)
熊本県内の窓口。7月31日から受付開始(10月30日まで)
令和8年熊本地震 災害緊急支援寄付(さとふる)
1,000円から1円単位・返礼品なしで全額が自治体へ
熊本県の復興支援(ふるさとチョイス災害支援)
代理寄付の仕組みについてもこちらに説明があります

確認日 2026年7月31日。地震の発生は2026年7月28日です。

このページは随時更新します
災害の情報は数時間の単位で変わります。実際、この記事を公開した当日に日本赤十字社と熊本県共同募金会が受付を開始し、記述を書き換えました。

受付先・期間・方法は今後も変わります。週に一度、公式ページを確認して直していきます。それでも古くなっている可能性はありますので、寄付される際は必ず公式ページで最新をご確認ください。

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