Vuze XR用に3DプリントサービスDMM.makeでケースを作ってみた、その2

前回Vuze XR用に作ったケースの改良版が届きましたので、評価をまとめます。
前回の試作
前回の目標
- Snoppa Atomでキッチリとつかめるケースとする
- シャッターボタンにアクセスできる
- USBカバーを開けているときに、固定できる構造を入れる
- USB・microSDカードにアクセスできる
- 1/4″ネジ穴を活用できる
Snoppa Atomは、下記の記事で書いたスマートフォン用電動ジンバルです。ご参考までに。
ケースのイメージとしては、下記の記事で書いています固定治具です。これの使い勝手を向上できればと目論んでいます。
前回分かった改善すべき点 ≒ 今回の目標
- 材料はコストを考えると、強度の高いPA12GBが無難と推測
- 部品と部品との間の嵌合部分が少ないため、剛性不足 ⇒ 剛性を上げる工夫をする
- USBフタの固定構造の再検討
前回は、材料にPA11を使ってしまいました。PA11は柔軟性がある素材だったようで、完全に剛性不足。重りを支え切れずにたわんでしまい、バネの様になってしまいました。
使ったサービス
前回もDMM.makeを使用しています。
自分で作った3Dモデルから物を作ってくれるサービスです。
モデル
DMM.makeにて、モデルを公開しました。
素人の作品とご理解の上、ご使用ください。
出来上がってきた物
前回と同様、2つのパーツに分けて作りました。これで\5,000強のイメージでしょうか。
切り離し
出来上がってきた物は下の写真の物です。
今回も、2点でつながっているので、ニッパーで切ります。
前回のとの比較
右が1回目の物、左が今回の物です。素材を変更したため色が違います。
接合部の剛性を高めるために、形状を変えています。
重り側の写真です。材料を減らすために、サイズを小さくしています。逆に梁の部分は剛性を上げるために肉厚にしています。
Vuze XRを固定する側の部品です。接合部と、USBキャップ部の固定部分の形状が異なります。
組み立て・確認
下記が組み立てた写真です。前回と同様、ケースの重さは25gでした。
USBキャップ部の設計は失敗しました。内径を外径にしてしまっており、はまりません。この上ないうっかりミスです。
Snoppa Atomに取り付ける
しかも、USBキャップがSnoppa Atomと干渉します。この部分は切り落とすしかなさそうです。
なお、上の写真の通り、1/4″ネジの部分はちゃんと使えます。
修正
USBキャップの受け部分をニッパーで切り取り、ヤスリで削り落としました。
結果、Snoppa Atomに設置できています。
Snoppa Atomの電源ON
Snoppa Atomの電源を入れました。USBキャップの受け部分を改善したので、干渉はなくなりました。
また、気にしていた剛性も十分のようです。グリグリ動かしても、モーターの振動も起こりません。
USBキャップの受け部分以外は当初の予定を達成していそうです。
今回の特徴
総重量
バランスを取るため、前回からM8のナットを一つ追加しました。このため、4g増えています。
Vuze XR | ケース | 重り(ネジ) | 合計 | |
手製アクリルケース | 213g | 33g | 36g | 282g |
試作1回目 | 213g | 25g | 32g | 270g |
試作2回目 | 213g | 25g | 36g | 274g |
試作のアクリルの試作と8gしか変わりません。
各回転軸の様子
ロール軸:Vuze XRの本体が固定されるため、ケースとVuze XR本体の間でズレは生じません。また、ケースはSnoppa Atomのスマートフォン用アームに対応した厚さになっているため、ケースとSnoppa Atom感のロール軸もずれません。
パン軸:Vuze XRの形状に合わせたケースになっているため、合わせやすくなっています。また、1/4″ネジで固定できます。
チルト軸:後部のボルト・ナットでバランスが取れているため、負荷はかかりません。
試し撮り
試し撮りした映像を下記にアップしました。今回は、妙な振動もなく、Premiere Proのワープスタビライザー無しです。ここまで撮れるなら、ケースとしては十分でしょう。
まとめ
Vuze XR用に3Dプリンタでケースを作りました。
今回の試作でUSBキャップの固定構造以外は問題なさそうです。
- (済)材料は強度の高いPA12GBでOK
- (済)部品と部品との間の剛性UP
- (未)USBキャップの固定構造の再検討
この点を再度設計が必要な点と、もう少しコストを下げたいところです。