Oculus Quest レビュー:左右のイヤホンジャックの導通を調べてみた
Oculus Questは左右にイヤホンジャックが付いています。
純正のイヤホンは右からは右、左からは左のみのイヤホンを付けるような形になっています。
とは言え、一つのイヤホンジャックからステレオの情報は出ています。
今回、左右のイヤホンジャックの導通状況を調べてみましたのでまとめます。
イヤホンジャックの状態について
以前の記事で記載致しましたが、Oculus Questのイヤホンジャックは左右どちらもステレオ情報が出ています。
では、左右のイヤホンジャックに違いはあるのでしょうか。電気的につながっているのかどうか、調べてみます。
検証方法
左右のイヤホンジャックが電気的につながっているのかどうか検証していきます。
検証方法
以下の写真の様に、Oculus Questの左右のイヤホンジャックに3.5mmステレオケーブルを挿します。
出てきたステレオケーブルの3つの端子をそれぞれテスターで繋いで、抵抗値を見ます。抵抗が下がったら導通、抵抗が下がらなかったら電気的につながっていない、と言うことになります。
Oculus Questの状態
Oculus Questの電源がONの時と、OFFの時で、状態が変わるでしょうか。
両方の時で導通状態を確認します。
イヤホンジャックの各端子
イヤホンプラグの各端子の信号は下記の通りです。
先の方から、左・右・グランド(接地)となっています。
今回、左右のジャックから信号を取っているので、わかりやすいように下記の図の様に端子に名前を付けます。
例えば、左側のイヤホンジャックの右信号は「L2」、という形です。
測定結果
Oculus Quest電源OFFでの測定結果
まずは、Oculus Questの電源を切ってから、各端子間の抵抗を測定してみます。
Oculus Quest本体の電源が落ちているので、この状態で導通していれば、十中八九、物理的な配線でつながっていると言うことになるでしょう。
測定結果を下記の表にまとめました。
結果は、左右のイヤホンジャックがそれぞれつながっている、と言う形です。わかりやすいですね。
Oculus Quest電源ONでの測定結果
念のために、Oculus Quest本体の電源を入れてから同様の測定をしてみます。
なお、イヤホンジャックにケーブルを挿すと、本体のスピーカーからは音は出なくなりました。
測定結果は、やはり上記と同じでした。
まとめ
Oculus Questの左右のイヤホンジャックの中身の配線を検証してみました。
結果は、左右のイヤホンジャックはOculus Quest内部で電気的につながっている、ということが分かりました。
左右で回路が異なるのならば、”右の方が音が良い”、”いや左の方が・・・”と言った議論が出来るかと思いましたが、つながっています。
と言うことで、
左右のイヤホンジャックからは全く同じ信号が出ている
が結論です。
上記を踏まえて、ホワイトノイズを押さえる方法を下記の記事にまとめています。ご参考までに。
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