ASUS ROG Zephyrus S15でVive Cosmos Eliteを使う ■Core i7-10850H /32GB /RTX2070SUPER■

2021年1月12日

ASUS ROG Zephyrus S15で
Vive Cosmos Eliteを使う
Core i7-10850H /32GB

GeForce RTX 2070 SUPER

ASUS様より、ゲーミングブランド「ROG」の名前を持つ「ROG Zephyrus S15」をお借りしました。

Max-QではないGeForce RTX 2070 SUPERを積むハイエンドなゲーミングノートでVive Cosmos Eliteがどの程度楽しめるのか検証します。

テスト機:ASUS ROG Zephyrus S15 (GX502LWS-I78R2070S)

ASUS様からお借りしたハイスペックゲーミングノートPCです。このPCの性能を検証していきます。

modelROG Zephyrus S15 GX502
GX502LWS-I78R2070S
ディスプレイ15.6インチ FHD IPS液晶(1920x1080px、360Hz)
CPUIntel Core i7-10875H
8コア16スレッド・2.3GHz(TB 5.1GHz)
GPUNVIDIA GeForce RTX 2070 SUPER
8GB GDDR6
メモリ32GB
SSD1TB (NVMe/M.2)
HDDなし
電源240W
OSWindows10 Home 64bit

Vive Cosmos Eliteを動かしてみる

Vive Cosmos Eliteを接続し、どれくらいの性能が出ているのかを確認していきます。目安として、PCが描けるフレームレートを用います。

フレームレートの観測方法

今回の検証では、Vive Cosmos Eliteのグラフィック設定は、変更しません。レンダリング解像度も100%のまま、動作保証もOFFにします。

Vive Cosmos Eliteのグラフィック設定について

Vive Cosmos Eliteを接続する~配線の様子

ROG Zephyrus S15はDisplayPortを持っていませんが、Thunderbolt 3端子からアダプタを介して、Vive Cosmos Eliteを接続出来ます。

Thunderbolt 3端子の隣にUSBポートもあるので、配線はシンプルになります。

上の写真で使っているアダプタは、Cable Mattersのものです。

Cable Matters USB C DisplayPort 変換アダプター

「BEAT SABER」のフレームレート

BEAT SABERについて

軽いVRアプリの代表格として、BEAT SABERをテストします。

フレームレートは120fps程度出ています。快適に動作しています。

「Half-Life:Alyx」のフレームレート

Half-Life:Alyxについて

リッチな映像を描画するアプリとして、Half-Life:Alyxを動かします。

画質の設定は、「低画質」と「最高画質」の2点でリフレッシュレートを見ていきます。

いずれの設定にしても、フレームレートは72fps以上出ており、十分快適にプレイできます。

「SteamVR Home」のフレームレート

SteamVR Homeについて

SteamVRを立ち上げると出てくるホーム画面です。SteamVRを起動する時には見ることになるので、ここが快適に動かなければ、ストレスを感じるでしょう。

フレームレートは120fps程度出ています。快適です。

「Asgard’s Wrath」のフレームレート

Asgard’s Wrathについて

Oculus Link発表時に、同時に発表された大作RPGです。重たいVRアプリの代表格です。

アプリの画質設定を「簡単」にして、やっとフレームレートが90fps程度です。高画質にするとフレーム落ちします。

Vive Cosmos Eliteの「動き補償」をONにして、アプリの画質を「中」程度にするのが現実的な解でしょう。

ROG Zephyrus S15はメモリーにもCPUにも余裕がありますので、体感的には引っかかるような表示になることもなく、快適に感じます。

フレームレート測定結果まとめ

Vive Cosmos Elite標準
BEAT SABER128fps
Half Life:ALYX 低画質112fps
Half Life:ALYX 最高画質91fps
SteamVR Home123fps
Asgard’s Wrath 簡単90fps
Asgard’s Wrath 高60fps

セルの色】水色:108Hz(HMDのスペックの120%以上、黄色:90Hzから108Hzまで、赤:90Hz以下

Vive Cosmos Eliteのフレームレートは90Hzです。これを超えていると、PCが十分な描写性能を持っていると考えていいでしょう。

今回のテストしたアプリでは、Asgard’s Wrathでフレームレートに余裕が無くなっています。

まとめ

ROG Zephyrus S15でVive Cosmos Eliteは使えるのか?

ROG Zephyrus S15でVive Cosmos Eliteは十分使えます。

ROG Zephyrus S15は、ハイエンドモデルだけあって、Vive Cosmos Eliteの能力は十分引き出せます。ただ、Asgard’s Wrathのような重たいアプリで、フレーム落ちすることなく高画質を狙うのは難しいようです。Vive Cosmos Eliteの「動き補償」が使えるので、この機能をONにして、フレームを補完すれば問題なく使用できるでしょう。

ROG Zephyrus S15は、メモリー・CPU共に余裕があるために、少々割り込みが入ろうとも、ゲーム中の動作の遅れが起きにくく、数字に表しにくい快適性がありました。

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