360度カメラや180度3Dカメラの画質は視力にするといくつ相当?

日進月歩で画質が上がっている360度カメラや180度3Dカメラ。これらのカメラの画質は実際はどの程度なのでしょうか。

各カメラの動画の画質に対して、視力換算するとどうなるのか計算してみました。

計算式

下記のサイトを参考にして計算しています。

360度カメラは文字通り360度見えるわけですが、この角度 1度の60分の1を、1分と言います。

視力は、角度に対してどれだけハッキリ見えるかの指標であり、1分当たりの解像度とも言えます。

したがって、360度カメラを視力換算する式は、

視力 = 水平画素数(px) ÷ ( 360度 × 60 )

となります。

画質/視力 対応表

上記の式から、各画質に対する視力換算表を作りました。

画質水平画素数(px)垂直画素数(px)総画素数(Mpx)視力換算主なカメラ名
4k384019207.40.2QooCam
THETA V
5.7k5760288016.60.3Vuze XR
Insta360 one X
Insta360 EVO
7k6720336022.60.3THETA Z1※
8k7680384029.50.4Insta360 Pro2
QooCam 8k
Pilot ERA
8k8192409633.60.4Pilot ERA※
11k10560528055.80.5Insta360 Titan
11k10800540058.30.5
22k2160010800233.31.0

※:写真撮影での画素数です。

画質/視力 グラフ

まとめ

視力1.0相当の映像を記録しようとすると、22k画質が要求されます。

人間の眼が如何に高性能なのかが分かります。

一方、下記の記事を見ると、日本人の約3割が視力0.1以下というデータもあるようです。

そう考えると、現状の5.7k画質や8k画質でも及第点と言えるのではないでしょうか。