Oculus Rift Sを収納するためにキャリングケースを買ってみた
Oculus Quest用のサードパーティ製キャリングケースが思った以上に出来が良かったので、Oculus Rift S用にも買ってみました。本来据え置き型のVRゴーグルにはケースよりも下記のようなスタンドを使うべきなのでしょうが、出しっぱなしにするスペースもないので、いちいち片付けていますので、今回購入に至りました。
購入時の検討思考や実際の物について、触った感想などをまとめます。
現在販売されているOculus Rift S用ケース
現在Amazonで販売されているOculus Rift S用ケースは下記の3種類です。ほとんど商品がありません。Oculus Questと違い、Oculus Rift Sは基本は持ち運ぶような商品ではないからでしょう。
省スペース型
Oculus Questの純正キャリングケースと設計思想は同じでしょう。
本体とコントローラーを重ねるように配置することによって、省スペース化しています。
縦型
本体とコントローラーは重なりません。それぞれへのアクセスが楽になっていますが、その分スペースを取ります。
小物は袋に入れる形となっており、ポケットがあるわけではないです。
また、これらの商品の写真を見る限り、本体・コントローラーを固定する機構は見当たりません。商品説明では、「しっかりと固定」とありますので、緩衝材で周囲から圧迫して固定するタイプだと考えられます。
横型
基本の設計は上の縦長型と同じです。ケースの持ち手・ファスナーの付ける位置が90度回転したような形状になっています。
上記の縦型の商品は、本体・コントローラーの型に合わせた作りになっているのに対して、こちらはスポンジ素材を切り抜いただけの構造のようです。
比較
それぞれのケースの情報を整理してみます。重量は商品紹介に記載ありませんでした。記載があるのは体積だけですので、体積のみ比較します。
体積は単純な掛け算で計算した物を記載します。
縦(mm) | 横(mm) | 高さ(mm) | 体積(mm3) | |
省スペース型 | 42 | 26 | 16 | 17472 |
縦型 | 31 | 32 | 17 | 16864 |
横型 | 32 | 40 | 16 | 20480 |
この場合、縦型・横型の商品の体積はほぼ単純な計算で大きくは間違っていないのでしょうが、省スペース型の商品は、形状から考えるに、3/4倍くらいが妥当な体積なのではないでしょうか。ざっくりとしたイメージですが、13000mm3程度でしょう。
なお、縦型・横型での比較では、しっかりと型を取った土台を使用している縦型の商品の方が小型になっています。仮に落とした時の保持力も縦型の方が高いだろうことを考えると、横型の商品を買うメリットはあまりないように思います。
私が買ったもの
結局私は、省スペース型の商品を購入しました。
決定的に他の商品と違う点として、本体が中央に配置されている点です。
あまり持ち運ばないとは思うのですが、ケースの角の部分はケーブル置き場になっており、本体に衝撃が加わりません。
また、Oculus Questのケースのようにバンドで本体を固定できるようですので、中で部材が転がることもなく安心です。
ケースレビュー
運送状態・本体確認
梱包はひどい状態で送られてきました。
ビニール袋 → ビニール袋 → 本体
です。
本体は送られてきた時点で、上部がひしゃげていました。樹脂なので戻りはするのですが、気分的にゲンナリです。
へしゃげた跡が残ります。機能的には問題ないのですが・・・
付属品と、ショルダーバンドの留め具
付属品は、先日かったOculus Questのケースと同様の内容です。とはいえ、ショルダーバンドの金具がプラスチックです。
次に、ショルダーバンドの金具ですが、プラスチックです。
横側の金具もプラスチックです。
内装確認
フタにはポケットもありませんし、写真は省略します。
部品ごとに型が取られています。この思想自身は、Oculus Questのケースと同じですね。こういう作りは好感が持てます。
コントローラーの横ボタン用のくぼみもちゃんとあります。コントローラーにジャストフィットです。
本体も綺麗に収まりますし、外周から隙間があるので、落とすなどの衝撃があっても問題なさそうです。
また、本体の前部分(写真でいう左下)にスペースがあるため、万一ケースを落としても、本体へのダメージは少なそうです。
収納してみました。やはり、綺麗に収まります。運送時に変形していた部分はヘッドバンド部分に当たります。Oculus Rift Sの構造上仕方が無いのですが、ケーブルを巻くのは面倒ですね。
無くしそうなので、ショルダーバンドは付けておきました。
Oculus Questのケースとの比較
思想自身は同じ二つを並べてみました。
コントローラ収納部は同じモデルを使っているんではないかと思う程度に同じです。
また、Oculus Questの小ささが分かります。元々持ち運びを想定していないだろうOculus Rift Sは大きいですね。
へこみがなかったとしたら、ぱっと見は両者共に似たような印象です。
まとめ
Oculus Rift S用にケースを購入しました。
配達の不備でげんなりはしたものの、内部の作りには好感が持てます。本体もバンドで固定できますし、機能上問題ありません。ケース自身の作りは値段相応です。「安い商品なので、こんな物か」といったところです。
実際に持ち運びすることはないように思いますが、綺麗に収納できるのは有り難いですね。気持ち、モヤッとはしていますが、満足はしています。
私が購入した物よりも若干安い、同等の商品が出てきていますが、まだprime対応の物はないようです。
収納メインで考えるなら、縦型の商品を買っておいた方が無難だったかもしれません。いびつな形なので、上に物が置けない点が欠点と言えば欠点です。
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