【実機レビュー】Lenovo Legion 550Pi(RTX2060):エントリーモデルのゲーミングノート【VRを試す】■Core i7-10750H /16GB /RTX2060■

2021年3月8日

VR性能測定結果

ここからは、Lenovo Legion 550Pi(RTX2060モデル)の性能を検証していきます。この項目では、ベンチマークアプリの結果から、VRの性能を推測していきます。

Oculus推奨スペックとの比較

Oculus推奨GPUの下限のスペックのPCとの比較をします。

  • CPU:Intel Core i5 4590
  • GPU:GEFORCE GTX 1060-6GB
  • メモリ:8GB

実測値を基に計算しています。

※Oculus推奨スペックを100とした時の、Lenovo Legion 550Pi(RTX2060モデル)の性能

項目説明
3Dmark
TimeSpy
DirectX 12対応の描画性能を示しています。
Oculus推奨のGTX1060 6GB(Desktop)を100とした場合の値です。
Dmark
FireStrike
DirectX 12対応のVRの描画性能を示しています。Orange Roomよりもリッチなグラフィックを使用します。
Oculus推奨のGTX1060 6GB(Desktop)を100とした場合の値です。
Cinebench
CPU
CPU全体の計算能力を示しています。
Oculus推奨のIntel Core i5 4590を100とした場合の値です。
Cinebench
SingleCore
CPUのコア1つ分の計算能力を示しています。
Oculus推奨のIntel Core i5 4590を100とした場合の値です。
memoryメモリーの容量を示しています。
Oculus推奨の8GBを100とした場合の値です。

Oculus推奨性能に対して、十分な性能を持っているように見えます。

解像度とフレームレートの関係

解像度を変えてVRMARKを実行しました。横軸が画素数、縦軸がフレームレートです。

VRMARKで記載されているフレームレートはPCが1秒間に何枚絵を描けるか、という値です。

このPCが絵を描くフレームレートが、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)のリフレッシュレートに達しない場合は中間のフレームが補完される場合があります。頭の動きの少ないアプリであれば、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)の半分のリフレッシュレートを目指すというのも手です。

Oculus Quest系は、2020年10月のアップデートで表示が変りました。

Oculus Rift S:リフレッシュレート80Hz

  • 4.9Mpx:グラフィック設定「パフォーマンスを優先」
  • 5.9Mpx:グラフィック設定「品質を優先」

Oculus Quest:リフレッシュレート72Hz

  • 9.4Mpx:レンダリング解像度設定「1.0x」(4128 x 2272設定)
    ※レンダリング解像度の倍率の表示は、PCのスペックによって変化する場合があります。

2020年10月以前の表示

  • 5.4Mpx:グラフィック設定「パフォーマンスを優先」
  • 7.2Mpx:グラフィック設定「バランス」
  • 9.4Mpx:グラフィック設定「品質を優先」

Oculus Quest 2:リフレッシュレート72Hz、80Hz、90Hz

  • 8.7Mpx:レンダリング解像度設定「1.0x」(4128 x 2096設定)
    ※レンダリング解像度の倍率の表示は、PCのスペックによって変化する場合があります。

2020年10月以前の表示

  • 6.4Mpx:グラフィック設定「パフォーマンスを優先」
  • 8.6Mpx:グラフィック設定「バランス」
  • 1.1Mpx:グラフィック設定「品質を優先」

Oculus QuestやOculus Quest 2で使う場合には、グラフの10Mpxくらいの部分を見ると、どれくらいのフレームレートが出るのか、予測が出来ます。レンダリング解像度設定は標準の「1.0」では、重たいアプリでは、フレームレートがかなり低くなる危険性がありそうです。現実的には、レンダリング解像度を多少下げれば、快適にVRを楽しめるでしょう。

「Lenovo Legion 550Pi(RTX2060モデル)」のVR性能

Lenovo Legion 550Pi(RTX2060モデル)は、Oculus推奨スペックの1.5倍程度の性能を持っています。
高解像度は望めませんが、十分にVRが楽しめます。

VRスコア・コスパ

Oculus推奨性能を100とした場合のスコアに対して、158となりました。

スコア
VRスコア
数字が高いほど高性能
158
VRコストパフォーマンス
数字が高いほどお得
96
※価格:2021/3/8時点でのLenovo Legion 550Pi(RTX 2060)の税込み\168,538で計算

VRスコア・VRコストパフォーマンスの算出ルール

PC基本性能測定

ベンチマークアプリPCMARK10の測定結果を表示します。ゲーム以外の目的としてLenovo Legion 550Pi(RTX2060モデル)を使った場合の能力を示しています。

CPU「INTEL CORE i5-10400」を積んだデスクトップPCと比較をします。

※INTEL CORE i5-10400のベンチマーク結果を100とした時の、Lenovo Legion 550Pi(RTX2060モデル)の性能

ベンチマークアプリ「PCMark10」の結果を記載しています。スコアはCPUの1コアの能力に依存しやすい傾向があります。

項目説明
OverAllPC全体の性能を示しています。
Essentialsアプリの起動などPCの動作の処理性能を示しています。
実際にアプリの起動速度やブラウザ等を使って、処理能力を数字化しています。
ProductivityWordやExcelと言ったOffice系アプリの処理性能を示しています。
OpenOffice系のアプリを使って、処理能力を数字化しています。
Digital Content Creation写真・動画・3Dグラフィックスなどのクリエイティブ系アプリの処理性能を示しています。
GIMP等のクリエイティブアプリを使って、処理能力を数字化しています。

デスクトップPCと比べても遜色のない性能を発揮します。

「Lenovo Legion 550Pi(RTX2060モデル)」の基本性能

現在主流のCore i5搭載デスクトップPC以上の性能を発揮できます。どんな作業をしていても、スペック不足を感じることは無いでしょう。

定番ベンチマーク結果

前述の物を含めて、定番のベンチマーク結果を並べます。VR用途としては十分な性能を持っています。

ベンチマークスコア
SteamVR Performance Test平均忠実度:10.8(非常に高い)
テストされたフレーム:11707
VRMARKOrange Room : 9073
Cyan Room: 6145
Blue Room: 1999
3DMARKTime Spy: 6304
Fire Strike: 14632
PCMARK10OVERALL: 6143
Essentials: 9042
Productivity: 8462
Digital Content Creation: 8224
CINEBENCH R20CPU: 3088
Single Core: 465
FINAL FANTASY XV高品質: 7012(快適)
FINAL FANTASY XIV最高品質: 15184(非常に快適)

比較的重ための「FINAL FANTASY XV」でも高画質でプレイすることが出来ます。

ストレージ

Cドライブ

PCIe 3.0 x4対応のWestern Digital製高速SSD「SN730」が搭載されています。

シーケンシャルリードで3000MB/s以上出ており、M.2 SSDとしても高速の部類に入ります。

消費電力・騒音

参考までに、消費電力と騒音を計りました。バッテリーは100%の状態。ファンの設定は「性能」にしています。

状態消費電力騒音
停止時0W32dB
アイドル時(「性能」設定)48W38dB
高負荷時(3DMARK)220W52dB

ファンが動き出すとシャーというファンの音が聞こえます。段階的にファンの速度を制御しているようで、随時前回に回っているわけではありません。VRを使っている場合でも、意外に気にならない程度に留まっています。

電力測定

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騒音

PCの中央から、高さ15cm、PCの手前カツカツの位置で測定。

Meterk 騒音計 騒音測定器 ノイズ測定器 サウンドレベルメーター 音量測定 手持ち LCD デジタル 30-130dB(A)電池付属
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マイニング

ゲーミングPCは、高性能なGPUを搭載しています。これを使えば、ビットコインなどのマイニングも一応出来るわけです。

短時間ですが、NiceHashを使ってマイニングを試してみました。

今回試したLenovo Legion 550PiのGPUはRTX 2060です。ハッシュレート(計算量)は27MH/s強、GPU温度は意外と上がらず65℃近辺で安定しています。個人的に持っているPC(DELL G5 5500)では80℃くらいになっていますので、Lenovo Legion 550Piはなかなかの冷却性能だと言えます。

一日あたり0.05mBTCだけ掘れる計算になっています。

620万円/BTCの相場であれば、¥9,300/月のお小遣いがもらえる計算です。

ちなみに、この時のGPUの設定は下記の通り。MSIのAfterburnerを使っても、Power Limitの制限は出来ません。

消費電力は150W程度でした。電気代が26kW/hとすると、ひと月当たり約¥2,800。正味¥6,500/月、年間\78,000くらいの儲けです。確定申告をしなくても良い程度の、ちょうど良いお小遣いがもらえるかもしれません。

とは言え、マイニングはPCの劣化が早くなります。使いつぶす気でいるのであれば、使わない時間にマイニングをして、ワンランク上のPCを狙うのも一つの手なのかもしれません。