QooCam 8kレビュー:純正「消える自撮り棒」を観察してみた話

2020年1月26日

8k画質動画が撮れる360度カメラ「QooCam 8k」。予約特典でついてきた「消える自撮り棒」について、観察してみましたのでまとめます。

QooCam 8kとは

KANDAO QooCam 8K 令和2年2月まで発送予定世界最小 の8K 360度カメラ 2.4インチタッチスクリーン
Qoocam

一般人向けに販売されているカメラで唯一の8k画質の動画が撮影できるカメラです(2019/2/7時点)

私は事前予約をして購入しました。

GoProやInsta360ブランドが出しているカメラが5.7k画質にとどまっているのに対して、このカメラは8k画質となっています。

8k画質になったことで、視力換算0.4程度の画質が得られます。詳しくは、下記の記事にまとめています。ご参考までに。

QooCam 8k純正自撮り棒

【即納】KANDAO QooCam 8K スマートフォン用ホルダー付き自撮り棒 (自撮り棒)
Qoocam

KANDAOの公式サイト、もしくはAmazon・Yahooから購入できます。

定価¥4,290と、純正自撮り棒としては妥当な範囲の価格帯となっています。

配送状態

私は、KANDAO社の公式サイトから、事前予約で購入しました。

上の写真のうち、上側が自撮り棒の入った箱です。

下記の記事にも書きましたが、ビニール袋に段ボールが直接入った形で配送されました。

内容物確認

機械的に壊れる部分は少ないと思っていた自撮り棒側です。

内容物は下記の通り。

  • 自撮り棒
  • ミニ三脚
  • スマートフォンフォルダー
  • 巾着袋

持った時にガサっと音がしたので、ちょっと心配していたのですが、案の定というかなんというか。

巾着袋の紐のプラスチップ部品が破損していました。個人的には重視はしていないので、返品対応は考えていないのですが、梱包はもうちょっと考えてもらいたいところです。

自撮り棒本体

サイズ感

長さ

一番短くした状態で、約36cmでした。

5段の回転ロック式になっています。最も伸ばした状態で146cmでした。

5段のうち一番外側の筒について、グリップ側が、26mmです。

同様に、カメラ側が25mmと、若干の傾斜をかけているようです。

カメラを接続する部分の太さは16mmでした。

QooCam 8kの厚さが23.5mmなので、自撮り棒の方が薄い計算になります。

Velbon ULTRA STICK SELFIEとの比較

個人的に、小型の自撮り棒としてよく使用しているVelbon ULTRA STICK SELFIEと並べてみます。

双方ともに、回転ロック式で長さが自由に調整できます。ロック感はVelbonの方がしっかりしているように感じます。

サイズ感

QooCam 8k
自撮り棒
Velbon
自撮り棒
最小長さ36cm19cm
最大長さ146cm73cm
重さ218g185g

自由雲台を持つVelbonの自撮り棒と比べると、最大長さを考えると、妥当なサイズ感に収まっています。

取り付け感

QooCam 8kにVelbonの自撮り棒を取り付けた場合、雲台の一部がはみ出しています。これでは、自撮り棒が映り込むことになるでしょう。

対して、QooCam 8kに純正自撮り棒を取り付けたところ、下の写真のように、本体よりも厚さがないため、映り込む可能性はほぼありません。

正面から見ると、この程度伸ばしています。この自撮り棒は、自由な長さでロックがかけれるのが、うれしいですね。

真横から見た写真が下の物です。QooCam 8kの幅よりも、自撮り棒の幅の方が細くなっています。

確かに、これなら「消える自撮り棒」と言えそうです。

ミニ三脚

ミニ三脚については、Insta360 EVOについてきていたミニ三脚と比較しながら見ていきます。

サイズ

長さ

畳んだ状態で、長さが約19cmです。

Insta360 EVOに付属していたミニ三脚は約13cmなので、大分大柄です。

重さ

ミニ三脚単体で、164gです。スマートフォン程度の重さと考えるといいでしょうか。

ちなみに、Insta360 EVOの物が97gです。小さい分、軽いですね。

開いたサイズ

高さは約9cmです。

開いたときに、約30cmまで広がります。

これだけ開くと、安定感がグッと増します。とはいえ、150cm近くに伸びる自撮り棒用と考えると、ちょっと物足りないかもしれません。三脚使用時の高さは注意が必要でしょう。

対して、Insta360 EVOの物は、高さは約9cmで同じ程度です。

幅は約18cmと狭く、こちらはカメラ本体のみを支えるのがやっとでしょう。

総重量

自撮り棒とミニ三脚を合わせると、384gでした。このセットだけで、約400gと、それなりに重量があります。

まとめ

今回、QooCam 8k純正自撮り棒のサイズ感を測定してみました。

結果は下記の通りです。

項目自撮り棒
長さ36~146cm
重さ218g
機構5段
回転式ロック
項目ミニ三脚
長さ19cm
高さ(開脚時)9cm
幅(開脚時)30cm
重さ164g
QooCam 8k純正自撮り棒のポイント

  • 自撮り棒の幅がQooCam 8kよりも小さいため、自撮り棒が映り込まない。
  • 36~146cmまで、自由に長さが調整できる。
  • ミニ三脚は大きく開脚するが、この自撮り棒に対しては安定性に欠ける。

個人的には、使いやすい自撮り棒だと感じています。

この手の自撮り棒を持っていないのならば、買っても損はない商品なのではないでしょうか。

現状入手は公式サイトからしかなさそうですが、本体を購入するのであれば、同時購入も良いと思います。