Oculus Rift Sが映らない!! 故障を疑う前の対処法

2019年7月26日

先日、Oculus Rift Sが突然不安定になり焦りました。自己解決したのですが、対処方法をまとめておきます。

(注)下記の公式サイトに書いてある内容の焼き直しの内容です。公式サイトよりはわかりやすく書いているつもりですが、既に下記サイトの内容を実施された後であれば、サポートへの連絡をお勧め致します。

そもそも初めから一度もDPが認識しない場合

Oculus Rift SをPCに接続して、一度もDPが認識しない場合は下記の記事にまとめました。

そもそもPCがOculus Rift Sに対応していない可能性があります。この記事の対処方法とはちょっと異なりますので、ご了承ください。

Oculus Rift Sにエラーが起こったときの対処法

何はともあれ、ケーブル確認

まずは、DisplayPort(以下、DPと略します)とUSB3の両方の接続の確認です。

Oculus Rift S自身は、USB3が接続されると立ち上がるようです。

基本、抜き足の順番の記載はありませんが、機械の気持ちを考えると、立ち上げるときは、DP⇒USB3の順、終了するときは、USB3⇒DPの順で抜き差ししてあげれば、より優しい動作になるのではないでしょうか。

Oculus Rift Sの再起動

配線に問題が無かった場合、次に行うのは、Oculus Rift Sの再起動です。

Oculusアプリから再起動が出来ます。

設定 ⇒ ベータ

の中に「Oculusを再起動」という項目があります。

これをクリックすると、注意書きと共に、「Oculusを再起動」というボタンが表示されます。

ボタンを押すと、約30秒かかって、Oculus Rift Sが再起動されます。

それでもダメな時に疑うところ

PCとの接続も問題なし。再起動もしてみた。それでも映らない、不安定!

と言う場合は、本体のケーブルの接続が緩んでいる可能性を疑ってください。下記の写真の部分です。

実はこの部分、下記の記事で書いたように、外せます。

Oculus Rift Sのケーブルは太く、柔軟性に乏しいので、ここの端子がふとした拍子に外れかけることがあるようです。

この記事の初めに書いた”自己解決”はこの端子のことです。

始めはDPエラーや、ちらつきが頻発し始めて、とうとうUSB3まで認識しなかったり。どうしたものか悩んでいたのですが、ここを押し込むと解決しました。

上の写真の矢印の方向に押し込めばOKです。この端子、斜めになっているので、押し込むときに力がかかりにくいのが難点です。

Oculusアプリが何度も再起動する場合

Oculusアプリのバージョンによっては、PCのユーザー名に日本語が入っていると、ソフトが再起動するバグがあるようです。

Windows10のアプリの設定ファイルは、「C:\Users\*****\AppData」(*****はユーザー名)にある三つのフォルダー内に置かれます。このユーザー名に日本語が入っていると、エラーが出るようです。

なお、「AppData」は隠しフォルダです。

下は「LoclaLow」フォルダー内のスクリーンショットですが、Oculusフォルダーが存在します。

このように、Oculusアプリの設定ファイルは、AppDataフォルダー内の3つのフォルダーにまたがって存在しているようです。

Windows10の「AppData」の位置は簡単には変更できないようですので、新規にユーザーを作るのが、現状一番簡単な対応方法なのではないでしょうか。

まとめ

以上、Oculus Rift Sを使用中にエラーが起き始めたときの対処方法をまとめました。

ケーブルの件は自己解決したのですが、公式サイトにやり方が載っていました。とは言え、この公式サイトの内容で、対応できる人ってどれくらいいるのでしょうか。ユーザーフレンドリーとは言えないように思います。

公式サイトでも、上記の方法で直らなければサポートに連絡する旨が書かれています。ご参考までに。