Insta360 EVO 用に3DプリントサービスDMM.makeでケースを作ってみた、その3

2019年7月29日

Insta360 EVOのケースを試作しています。今回は3回目です。

前回までの試作内容

前回の試作内容は下記の記事に記載しています。

前回の目標

1回目の目標は下記の5点でした。

  1. Snoppa Atomでキッチリとつかめるケースとする
  2. シャッターボタン・切替ボタンにアクセスできる
  3. USB・microSDカードにアクセスできる
  4. (出来れば)レンズを守る構造を付ける
  5. そもそも3Dプリントサービスで出来る物の確認

ほぼほぼ目的は達せましたが、分かってきた改善点もあり、2回目の目標は下記の通りとしました。

  1. レンズ保護用棒はできる限り遠ざける
  2. 本体左右のマージンを減らす
  3. 1/4″ネジの部分を三脚が使えるように改良
  4. カメラ上下のマージンを取り、それに伴うぐらつき防止の構造を作る
  5. 細い部分を無くし、研磨工程を入れれるようにする

これらのうち、4つ目のカメラの上下のマージンと、ぐらつき防止の構造が課題として残りました。

なお、Snoppa Atomは、下記の記事で書いたスマートフォン用電動ジンバルです。ご参考までに。

今回の目標

今回は、前回の試作で残件といて残っている

カメラ上下のマージンを取り、それに伴うぐらつき防止の構造を作る

この部分について、改善を行いました。

使ったサービス

今回もDMM.makeで、試作を行いました。

出来上がってきた物

今回も3Dモデルをアップロードしてから約1週間で物が上がってきました。

素材は前回と同じく、MJPのPA12GBにしました。2㎜未満の部分は無くしたつもりでしたが、DMMの作成担当の方から研磨は難しいとのコメントをもらいました

重量は前回と同じく15gです。

作りはほどんと一緒です。

前回、上側中央に押さえの棒の寸法がおかしかった点と、サイズが小さく保持効果が薄かった点を変更しています。

左:前回、右:今回

中央上寄りの支柱が太く、大きくなっています。

裏面は、自立を助けるために、微調整のみ行っています。

左:前回、右:今回

Insta360 EVOを取り付けてみました。サイズはばっちりです。中央上のの支柱もちゃんとInsta360 EVOに掛かっています。

上の写真のように、1/4″ネジの部分も問題なく使えています。

前回から変更していないので、USBやmicroSDカードへのアクセスは楽に出来ます。

レンズ保護構造

レンズ保護用の、四隅にの柱は前回から変更なしです。ひっくり返しておいても、レンズがちゃんと浮いています。

こうすることによって、落下時にレンズを守ってくれます。もちろん、地面に突起などがあるとどうしようもありませんが、無いよりはマシでしょう。

映り込みについては、下記の試し撮りを見てください。

不要ならば、最悪ペンチで切っちゃえば使える、と思えば、あって困るものでもない?

試し撮り

前回同様、個人的には、気にならないレベルに落ち着いているように思います。

Snoppa Atomに取り付けてみる

Snoppa Atomのスマートフォン用フォルダーにフィットするように作っているので、当然フィットします。

Snoppa AtomとInsta360 EVOは綺麗に接しています。

前回同様、レンズ保護用の柱をできる限りレンズから離すために、上下の重心が下寄りになっていますが、モーターが振動することもなく、スタビライズしてくれます。

Insta360 EVOの重心が下にズレてしまっている

多少乱暴に動かしても、スタビライズしてくれます。モーターの異音はありません。

とは言え、アームをいくら振ってもモーターの共振もなく、安定してスタビライズしてくれます。

前回同様、Insta360 EVOが113g・ケースが15gの合計128g、Snoppa Atomが310gまでOKなので、余裕をもってスタビライズしてくれていると考えられます。

まとめ

今回3回目のInsta360 EVO用ケースの試作を行いました。

当初の目標に対して、下記の結果となりました。

  • (済)カメラ上下のマージンを取り、それに伴うぐらつき防止の構造を作る

以上で、当初の目的を全て達成したケースが出来上がりました。

DMM.makeで出品してみました。何かあっても笑って許せる方のみご購入お願い致します。

感想・要望などいただけると有り難いです。