デスクトップパソコンでVR体験はどれくらい出来るのか, レビューまとめ
デスクトップパソコンにVR用HMD(ヘッドマウントディスプレイ)をつなげて、どれくらいVRが楽しめるのかをレビューしています。
レビューをしたノートパソコンについて、FacebookのHMD「Oculus」シリーズの推奨するPCの性能を100とした場合の性能を「VRスコア」としました。PCが絵を描くスピード「フレームレート」はこの「VRスコア」と直結しています。
また、10万円当たりのVRスコアを「VRコストパフォーマンス」として、簡易にコスパを計算しています。この値は付加価値を一切無視した値なので、参考程度に見てください。
VRスコアの目安
本サイト独自のスコア「VRスコア」は、ベンチマークアプリVRMARKのスコアを基として、経験則から加重算出をしています。
VRスコアと、レンダリング解像度「1.0x」設定のOculus Queset 2のフレームレートの関係を見ていきます。
およそ、どのアプリのフレームレートも、VRスコアに対して、直線で近似出来るイメージです。
BeatSaberのフレームレートとの関係
BeatSaberは軽いアプリの代表格です。
例えば、GeForce GTX1650を積んだノートPCはVRスコアが80程度ですが、フレームレート72fpsは確保できます。
Half Life:ALYXのフレームレートとの関係
Half Life:ALYXはリッチな映像と、リアルな物理エンジンを搭載したVRアプリです。
VRスコア100程度あれば、アプリの画質を「低画質」とすれば、動作可能です。
最高画質でプレイしたいのであれば、VRスコア150程度欲しいところです。
Asgard’s Wrathのフレームレートとの関係
重たいVRアプリであるAsgard’s Wrathを見てみます。
安定して駆動するにはVRスコア150程度が必要です。アプリの画質を高画質でプレイしたい場合はVRスコア200程度は欲しいところ。
GeForce RTX 2080シリーズ搭載PC
FRONTIER FRGBX570/WS
個人的に私が使っているPCはこれです。Premiere Proでの動画編集以外ではVR使用時にパワー不足を感じたことはありません。ハイエンドHMDのPimax 8k Plusでも軽く動かせます。
項目 | スコア |
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VRスコア 数字が高いほど高性能 | 275 |
VRコストパフォーマンス 数字が高いほどお得 | 92※ |
GeForce RTX 2070シリーズ搭載PC
自然な光の表現が出来るレイトレーシング機能を搭載するRTXシリーズは、VRの没入感を高めてくれます。RTXシリーズを体験した後にGTXシリーズの絵を見ると、ノペッとしているように感じられます。
GeForce RTX 2070シリーズ程度の発熱量になると、ノート型とデスクトップ型で性能に大きく差が出てきます。デスクトップ型はコストパフォーマンスも高いため、場所が許すならデスクトップ型がおススメです。
GALLERIA XA7C-R70S
項目 | スコア |
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VRスコア 数字が高いほど高性能 | 251 |
VRコストパフォーマンス 数字が高いほどお得 | 181※ |
GeForce RTX 2060シリーズ搭載PC
自然な光の表現が出来るレイトレーシング機能を搭載するRTXシリーズは、VRの没入感を高めてくれます。RTXシリーズを体験した後にGTXシリーズの絵を見ると、ノペッとしているように感じられます。
その中でも、最もコストパフォーマンスが優れているのがRTX 2060でしょう。
HP Pavilion Gaming Desktop TG01
項目 | スコア |
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VRスコア 数字が高いほど高性能 | 177 |
VRコストパフォーマンス 数字が高いほどお得 | 123※ |
GeForce GTX 1660シリーズ搭載PC
コストパフォーマンスが一番高いGPUがGTX 1660シリーズです。VRで没入感を高めたいのであれば、自然な光の表現が出来るRTXシリーズを選びましょう。
GALLERIA RM5R-G60S
項目 | スコア |
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VRスコア 数字が高いほど高性能 | 150 |
VRコストパフォーマンス 数字が高いほどお得 | 158※ |
Lenovo IdeaCentre T540 Gaming
項目 | スコア |
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VRスコア 数字が高いほど高性能 | 147 |
VRコストパフォーマンス 数字が高いほどお得 | 149※ |
GeForce GTX 1650シリーズ搭載PC
Oculus推奨のPC性能を満たさないGPUですが、VRが出来るのかどうか試しています。
結論としては、お試し程度にはPC用VRを楽しめますが、本格的に楽しみたいのであれば、GTX1660以上は欲しいところです。
Lenovo Legion C530
項目 | スコア |
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VRスコア 数字が高いほど高性能 | 81 |
VRコストパフォーマンス 数字が高いほどお得 | ※※ |
Lenovo Legion T530
項目 | スコア |
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VRスコア 数字が高いほど高性能 | 83 |
VRコストパフォーマンス 数字が高いほどお得 | 78※ |
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