安くて速い Oculus Quest 2 のスペックについて

2020年9月16日

2020/9/16にFacebook Connectで発表、翌日から予約が開始したOculus Quest 2のスペックについてまとめます。

ちなみに私は速攻で予約しました。

Facebook Connect

昨年まではOculus Connecrtという名前で行われていたVR・ARのイベントです。

Facebook Live、Oculus Venuesから参加できます。

Oculus Quest 2発売前情報まとめ

発売日

2020年10月13日

価格

記録容量Oculus QuestOculus Quest2
64GB¥49,800(税込み)¥37,180(税込み)
128GB¥62,800(税込み)設定なし
256GB設定なし¥49,280(税込み)

64GBを選ぶと、まさかの4万円切り! ニンテンドースイッチと同じ価格帯でVR体験が出来るようになります。

256GBの記憶容量を選択しても、初代Oculus Questの64GBと同じ値段ですね。初代Oculus QuestはUSBメモリーの読み込みに対応していませんでした。

販売店

Amazon, 楽天(ビックカメラ), ヨドバシカメラ, ビックカメラで予約が始まっています。

ヤマダ電機とGEOでも店頭販売されるようですが、現在予約は始まっていないようです。

性能比較

現行のOculus Questと性能を比較します。

項目Oculus QuestOculus Quest2
SoCSnapdragon 835Snapdragon XR2 (865相当)
RAM4GB6GB
ストレージ64GB / 128GB256GB
ディスプレイペンタイル型有機ELディスプレイ高速スイッチLCDディスプレイ
解像度(片目)1600 x 14401834 x 1920
フレームレート72Hz60、72、90 Hz
重さ571g503g

フレームレートはアップデートで90Hzに対応するようです。一般に、フレームレートが高くなるとVR酔いになりにくくなると言われています。

ディスプレイが、LCDになりました。Oculus Questはペンタイル型の有機ELだったので、個人的には粒々が見えてしまうスクリーンドア現象が没入感を阻害する原因となっていました。LCDではこれが軽減されます。素晴らしい!

 有機ELディスプレイは、一粒一粒を個別に光らせる形式です。だから、黒は全く光っていない状態を作ればいいわけで、「真っ黒」という表現が出来ますし、その他の色だって、他の色が混ざらないのでキレイに発色できるわけです。
一方、液晶ディスプレイは、背面にランプがあり、液晶が光の通り道を閉じたり開いたりすることで、光・色を伝えます。が、完全には光の通せんぼが出来ないため、黒でも若干光が漏れます。
と、言う風に有機ELは黒がちゃんと真っ黒になるとか、発色が良いとかの利点はあるのです。人によっては、有機ELディスプレイは、黒がちゃんと黒いので、没入感が高いとする人もいます。
ただし、有機ELは液晶に比べてピクセルの小型化が難しく、解像度が上げにくいという問題点があります。それを解決するために、供給元のサムソンは、ペンタイル方式という”なんちゃって高解像度”を実現していました。スマートフォンならともかく、目の前に映像を展開するHMD(ヘッドマウントディスプレイ)にはちょっと合わない配列ですね。”なんちゃって”がばれてしまうのです。

性能はSoCだけ書いてもよくわかりませんね。重量が軽くなるのはうれしい点です。

視力換算

当サイトではHMD(ヘッドマウントディスプレイ)の見え方について、度々視力で換算した数字を出しています。

HMDを使用した時に実際に目に見える粒々感は、どれくらいの角度にどれくらいの画素数があるのかが重要になるからです。

というわけで、Oculus Quest 2のディスプレイを視野換算してみました。

項目Oculus QuestOculus Quest 2
水平画素数1176※11834
視野角100100※2
水平視野換算0.190.31
※1:Oculus Questはペンタイル型なので、有効画素数は√(2/3)をかけています。
※2:後述するサイトに載っていた視野角を適応しています。

つまり、Oculus Quest 2の横方向の画素密度はOculus Questの1.5倍。

パッと見た時に視界に入る画素数は 1.5倍×1.5倍の ≒ 2.3倍 程度あると考えられます。

HP Reverbや、Pimax 8Kと言った、上級のHMDに相当する解像度といえるでしょう。

製造数

Facebookは200万台規模での発注を行っているという噂です。

これが本当ならば、Amazon等で購入しても発売日には手に入るのかもしれません。

個人的には、Oculusの公式サイトで発注しました。

参考サイト

Snapdragon XR2

Oculus Quest2 に搭載されると噂されているSnapdragon XR2は、VRやARデバイス向けに開発されたSoCです。

Snapdragon XR2とQculus Questに搭載されているSnapdragon 825と比較した性能は以下の通り。かなりの性能アップが見込まれます。

項目Snapdragon XR2 / Snapdragon 835
CPU&GPU性能2倍
Video4倍
Display6倍
AI性能11倍

SoCとしては、HDR10、HDR10+にも対応しています。Oculus Quest2 のディスプレイによりますが、HDRに対応してくると、より自然な映像が楽しめるようになるのではないでしょうか。

Oculus Quest 2について、HDR表示に対する発表はありませんでした。

うわさが載っていたサイト

レビューが載っていたサイト

上記のサイトはかなり詳しいです。ここを読むと、視野角はOculus Questに比べて、若干広くなっているようです。

まとめ

Oculus Questは8k360度動画の再生は書くついてしまうこともあるのですが、Oculus Quest2は公式に8k360度動画に対応しているとのこと。

個人的にはこれだけでも買っていいと思っています。

発注したよという話

早速、Oculusの公式サイトから発注しましたので、その方法などをまとめました。ご参考までに。