【実機レビュー】Lenovo Legion 550Pi(RTX1650):エントリーモデルのゲーミングノート【VRを試す】■Core i7-10750H /16GB /GTX1650■

2021年3月16日

HMDを接続してみた

各HMDを使った場合、どれくらいのフレームレートが出るのかを調べました。

フレームレートをテストしたアプリの詳細はこちら。

DisplayPortモデルのHMDの配線

Lenovo Legion 550Pi(GTX1650モデル)は、DisplayPortを持っていませんが、背面のUSB Type-Cに、DisplayPort変換アダプターを付けることによって、Oculus Rift SやVive系等を接続出来ます。

隣のUSBもUSB3.0に対応していますので、配線はすっきりします。

使用したアダプターは下記のものです。

Cable Matters USB C DisplayPort 変換アダプター

Oculus Rift S

Oculus Rift Sのリフレッシュレートは80Hzです。各アプリでどれくらいのフレームレートが出るかを測定しています。

Oculus Rift Sのグラフィック設定について

品質を優先

Oculusアプリの設定を「品質を優先」として、各アプリのフレームレートを調べています。

重たいVRアプリ「Asgard’s Wrath」でも、画質を「簡単」にすれば、なんとかプレイできます。思ったよりも快適です。

更に重たいアプリ「Medal of Honor」はフレーム落ちが激しく、プレイに適しません。

パフォーマンスを優先

Oculusアプリの設定を「パフォーマンスを優先」として、各アプリのフレームレートを調べています。

フレームレートはOculusアプリの設定を代えてもほとんど変わらない結果となりました。

Asgard’s Wrathが画質「簡単」でギリギリ楽しめますが、Medal of Honorは厳しい結果です。

本来、この設定ではフレームレートは上がるはずです。バックグランドで何か処理が噛んでしまった可能性はありますが、アプリの動作状況は概ねつかめているでしょう。

Vive Cosmos Elite

Vive Cosmos Eliteのリフレッシュレートは90Hzです。各アプリでどれくらいのフレームレートが出るかを測定しています。

Vive Cosmos Eliteのグラフィック設定について

レンダリング解像度:100%設定(2016×2380)

動画の設定欄のスーパーサンプリングの設定を100%(片目解像度:2016×23800)として、各アプリのフレームレートを測定しました。

Asgard’s WrathやMedal of Honorは、そもそも立ち上がりが遅すぎるので測定できませんでした。

GTX 1650を搭載したPCでは、Vive Cosmos Eliteは荷が重すぎるようです。

レンダリング解像度:50%設定(1424×1680)

動画の設定欄のスーパーサンプリングの設定を50%(片目解像度:1424×1680)として、各アプリのフレームレートを測定しました。

この設定にすれば、軽いアプリならば動作するようになります。とは言え、VRを楽しめるとはとても言えません。

Pimax 8k Plus

Pimax 8k Plusのリフレッシュレートは72Hz、90Hz、110Hzから選べます。各アプリでどれくらいのフレームレートが出るかを測定しています。

Pimax 8k Plusの視野角の設定について

視野角「Normal」(片目:3080 x 2632)

Pimax 8k Plusの視野角の設定を「Normal」(解像度・片目:3080 x 2632)とした時のフレームレートを調べます。この設定では、視野角が広く没入感が高い設定です。

この設定では、軽いアプリでもフレーム落ちが発生しやすくなります。

高視野角でVRを楽しむのは、ちょっと難しいようです。

視野角「Normal」(片目:2176 x 1860)

Pimax 8k Plusの視野角の設定を「Normal」として、SteamVRのスーパーサンプリングの設定を50%(解像度・片目:2176 x 1860)とした時のフレームレートを調べます。この設定では、視野角が広く没入感が高いものの、モヤっとした絵作りとなります。

スーパーサンプリングを下げることによって、軽いアプリならば何とか楽しめるようになります。

多少モヤっとしていますが、広い視野角が没入感を高めてくれます。

個人的には、高価なHMDを使うのであれば、GPUも相応の物を積んだPCをお勧めします。

視野角「Small」(片目:2228 x 2632)

Pimax 8k Plusの視野角の設定を「Small」(解像度・片目:2228 x 2632)とした時のフレームレートを調べます。この設定で、一般的なHMDよりも広い視野角を体験できます。

重たいアプリや、高画質を狙った設定では、フレームレート72fpsを切ってしまいます。この設定でも「Medal of Honor」は絶望的です。

視野角「Potato」(片目:1776 x 2632)

Pimax 8k Plusの視野角の設定を「Potato」(解像度・片目:1776 x 2632)とした時のフレームレートを調べます。この設定では、視野角が狭く、Pimax 8k Plusの性能を活かし切れているとは言えません。

重たいアプリや、高画質を狙った設定では、フレームレート72fpsを切ってしまいます。「Medal of Honor」は何とか起動していますが、快適とは言えません。