Lenovo Legion Y740(17) でPimax 8k Plusを使う  / Core i7-9750H /32GB /GeForce RTX 2080 Max-Q

2020年12月28日

Lenovo Legion Y740(17) で

Pimax 8k Plusを使う
Core i7-9750H /32GB
GeForce RTX 2080 Max-Q

Lenovo様より、ハイエンドゲーミングノートPC「Legion Y740(17)」をお借りしました。

このLegion Y740(17)でハイエンドHMDであるPimax 8k Plusがどの程度動くのか、検証しましたのでまとめます。

Legion Y740(17)

LenovoのゲーミングPCブランド「Legion」の名前を持つゲーミングPCの中でもフラッグシップモデルとなるのが「Yシリーズ」です。このLegion Y740は、Intelの第8世代CPUと第9世代CPUに対応したモデルでした。現状はLenovo公式サイトからは姿を消し、Amazon等でのみ、在庫分が販売されている状態です。

後継機は、Y750シリーズです。

テスト機のスペック

今回お借りしたPCのスペックは下記の通り。フラッグシップノートPCというだけはあるスペックを誇っています。

modelLegion Y740(17)
81UJ002MJE
ディスプレイ17.3インチ FHD IPS液晶(1920x1080px、144Hz)
CPUIntel Core i7-9750H
6コア12スレッド・2.6GHz(TB 4.5GHz)
GPUNVIDIA GeForce RTX 2080 Max-Q
8GB GDDR6
メモリ32GB
SSD1TB (NVMe/M.2)
HDD1TB
電源230W
OSWindows10 Home 64bit(英語)

スペックの詳細は下記にレビューを書きました。ご参考までに。

Pimax 8k Plusを動かしてみる

Pimax 8k Plusを接続し、どれくらいの性能が出ているのかを確認していきます。目安として、PCが描けるフレームレートを用います。

フレームレートの観測方法

Pimaxシリーズ用の設定アプリ「PiTool」のグラフィック設定を変更し、視野角をPoteto、Small、Normalの3種類それぞれでのフレームレートを測定していきます。

Pimax 8k Plusの視野角の設定について

Pimax 8k Plusを接続する~配線の様子

Legion Y740(17)には、背面にminiDPが付いています。Oculus Rift S付属のminiDP⇒DisplayPort変換アダプタをかませて、Pimax 8k Plusを接続します。

ちょうど干渉しない位置にUSBも付いていますので、配線はすっきりします。

写真は、Oculus Rift Sのものですが、Pimax 8k Plusでも接続方法は同じです。

「BEAT SABER」のフレームレート

BEAT SABERについて

軽いVRアプリの代表格として、BEAT SABERをテストします。

フレームレートは視野角Normalでも約150fpsと、快適にプレイできます。

「Half-Life:Alyx」のフレームレート

Half-Life:Alyxについて

リッチな映像を描画するアプリとして、Half-Life:Alyxを動かします。

画質の設定は、「低画質」と「最高画質」の2点でリフレッシュレートを見ていきます。

いずれの設定にしても、フレームレートは72fps程度は確保できています。低画質設定では視野角Normalでも110fpsを狙えます。十分快適にプレイできます。

「SteamVR Home」のフレームレート

SteamVR Homeについて

SteamVRを立ち上げると出てくるホーム画面です。SteamVRを起動する時には見ることになるので、ここが快適に動かなければ、ストレスを感じるでしょう。

Pimax 8k Plusの視野角を変化させても、フレームレートはほぼ変化していません。いずれにせよ、快適にプレイできます。

「Asgard’s Wrath」のフレームレート

Asgard’s Wrathについて

Oculus Link発表時に、同時に発表された大作RPGです。重たいVRアプリの代表格です。

Asgard’s Wrathの画質を「簡単」設定にしても、視野角をNormalにすると72fpsが出せません。画質「簡単」設定ならば、体感ではカクカクしているようには感じませんが、VR酔いの危険性はあるでしょう。

フレームレート測定結果まとめ

Pimax 8k plusPotetoSmallNormal
BEAT SABER176fps172fps149fps
Half Life:ALYX 低画質126fps123fps109fps
Half Life:ALYX 最高画質106fps100fps85fps
SteamVR Home118fps118fps118fps
Asgard’s Wrath 簡単89fps75fps61fps
Asgard’s Wrath 高62fps55fps46fps

【セルの色】水色:110fps以上、黄色:72~110fpsまで、赤:72fps以下

Pimax 8k Plusのリフレッシュレートは72Hz、90Hz、110Hzから選択できます。PCのフレームレートが72fpsを超えていると、PCが十分な描写性能を持っていると言えます。

今回のテストしたアプリでは、Asgard’s Wrathが視野角Normalでは、72fpsを超えることが出来ませんでした。Legion Y740(17)でPimax 8k Plusを使う際には、Asgard’s Wrathのような重たいアプリでは、Pimax 8k Plusの性能を十分に出し切ることは出来ないようです。

まとめ

Legion Y740(17)でPimax 8k Plusは使えるのか?

Legion Y740(17)でPimax 8k Plusは、大多数のアプリでは余裕があるが、Asgard’s Wrathのような重たいアプリでは、快適に使えない可能性がある。

また、Legion Y740(17)はメモリーも32GB積んでいますし、「Asgard’s Wrath」も動くはずなのですが、高視野角は確保が難しいようです。

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