【Oculus Quest】加工不要でコントローラを無線充電化(Qi対応) 【Oculus Rift S】
Oculus QuestやOculus Rift Smのコントローラは単三電池1つで動いています。面倒くさがりの私は、リチウムイオン電池化に飽き足らず、簡易的に無線充電(Qi)に対応させました。何をしたかをまとめます。
使用した物
Qi充電器
選んだ基準は、単に安いからです。値段の割には、デザイン性もあり、安っぽくないです。薄いのも良いですね。
Qiの充電器もここまで安くなっていたんですね。持っているガジェットにQi対応の物がないので知りませんでした。
単三電池型のリチウムイオン電池
下記の記事で使用した電池をそのまま使います。
無線充電(Qi)レシーバー
こちらも選んだ基準は、「安いから」と、mircoUSBの向きです。この商品では、左のコントローラーは「正面」を、右のコントローラーは「反面」選びます。
さすが、安いだけあって、安っぽいです。樹脂製のmicroUSBは初めて見た気がします。
コントローラ、グリップカバー
下記の記事で紹介したコントローラーのカバーです。
後述しますが、これが役に立ちました。
充電確認
まずは、コントローラーに取り付けた状態で充電が出来るのか、確認していきます。
単三電池の無線充電化
リチウムイオン単三電池にQiレシーバーを付けます。
取り付けてみると、安っぽいQiレシーバーは、microUSBポートをすっぽりと覆った上で、出っ張りが少ないことが分かります。意外とよく出来ています。
充電確認
下の写真では、見えにくいのですが、Qi充電器に何も乗っていない時は、QI充電器のふちが緑に光っています。電流も0Aとなっていることが確認できます。
では、単三電池に取り付けたQiレシーバーを、Qi充電器の上に置いてみます。Qi充電器のふちが紫になり、給電が開始されました。リチウムイオン単三電池も赤く光っており、充電中であるとわかります。写真では、電流は0.5A程度と、ちょっと物足りないものになっていますが、リチウムイオン単三電池がフル充電に近かったことが原因のようです。後述しますが、この組み合わせでも1A程度は流れるようです。
なお、Qiのレシーバーに向きがあるようです。レシーバーをひっくり返して置くと充電しません。
コントローラーに実装
Qiレシーバーが付いた状態で、リチウムイオン単三電池をコントローラーに実装してみます。
左のコントローラーには、「正面」仕様のQiレシーバーを使います。
Qiレシーバーが意外と大きいと感じます。
ちなみに、コントローラーの蓋は、問題なく(?)閉まります。マグネットでの固定になっているので、多少の浮きがあっても閉まるようです。よくできた作りですね。
右のコントローラーには、「反面」仕様のQiレシーバーを使います。向きが逆になっています。
充電確認2
コントローラーの蓋を閉じた状態で、充電できるか確認しました。問題なく出来ているようです。
固定方法を考える
一応無線充電が出来ることは確認できました。とは言え、レシーバーがブランブランなこの状態では使えません。
固定方法を考えていきます。
布タイプのカバーを取り付けてみる
私が愛用している、布タイプのカバーを取り付けてみます。
このカバーは収まりもよく、電池の交換も楽なので、個人的には一押しのカバーです。
が、ちょっとレシーバーが収まりません。また、無理やり入れても、握った感覚が良くありません。
このカバーは現実的ではないです。
樹脂製グリップカバーを取り付けてみる
樹脂製のグリップカバーを取り付けてみます。
が、はまりません。Qiレシーバーが大きすぎます。
下記の記事の時にも感じましたが、このカバーはかなりコントローラーにフィットするように作られています。Qiレシーバーの入る余地がありません。
というわけで、入る余地を作ります。
電池のカバーを外して、このカバーを取り付けてみます。
ちょっと硬いですが、入りました。
上の写真も下の写真も、後戻りが出来るように、完全にはカバーを押し込んでいません。
充電確認3
この状態で、再度充電を確認します。
ちゃんと充電できています。
完成
カバーをちゃんと押し込んで、完成です。思ったよりもすっきりとしています。
電池カバーを外しているので、その部分は露出してしまっています。この部分は別途作ってもいいのかもしれません。
隙間を見ると、Qiレシーバーが巻き付いている様子が見えます。
まとめ
今回の作業(?)でOculus QuestやOculus Rift Sのコントローラーの無線充電化が出来ました。
なお、この構成では、Qi充電器への給電は1Aは流れるようです。
このグリップカバーの欠点であった、電池交換の面倒くささがこれで解決です。グリップや固定は元々良いので、使いやすくはなりました。個人的な問題としては、持っているキャリブレーションに収まらないくらいとなりました。
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