Insta360 EVO 用に3DプリントサービスDMM.makeでケースを作ってみた、その3
Insta360 EVOのケースを試作しています。今回は3回目です。
前回までの試作内容
前回の試作内容は下記の記事に記載しています。
前回の目標
1回目の目標は下記の5点でした。
- Snoppa Atomでキッチリとつかめるケースとする
- シャッターボタン・切替ボタンにアクセスできる
- USB・microSDカードにアクセスできる
- (出来れば)レンズを守る構造を付ける
- そもそも3Dプリントサービスで出来る物の確認
ほぼほぼ目的は達せましたが、分かってきた改善点もあり、2回目の目標は下記の通りとしました。
- レンズ保護用棒はできる限り遠ざける
- 本体左右のマージンを減らす
- 1/4″ネジの部分を三脚が使えるように改良
- カメラ上下のマージンを取り、それに伴うぐらつき防止の構造を作る
- 細い部分を無くし、研磨工程を入れれるようにする
これらのうち、4つ目のカメラの上下のマージンと、ぐらつき防止の構造が課題として残りました。
なお、Snoppa Atomは、下記の記事で書いたスマートフォン用電動ジンバルです。ご参考までに。
今回の目標
今回は、前回の試作で残件といて残っている
カメラ上下のマージンを取り、それに伴うぐらつき防止の構造を作る
この部分について、改善を行いました。
使ったサービス
今回もDMM.makeで、試作を行いました。
出来上がってきた物
今回も3Dモデルをアップロードしてから約1週間で物が上がってきました。
素材は前回と同じく、MJPのPA12GBにしました。2㎜未満の部分は無くしたつもりでしたが、DMMの作成担当の方から研磨は難しいとのコメントをもらいました。
重量は前回と同じく15gです。
作りはほどんと一緒です。
前回、上側中央に押さえの棒の寸法がおかしかった点と、サイズが小さく保持効果が薄かった点を変更しています。
中央上寄りの支柱が太く、大きくなっています。
裏面は、自立を助けるために、微調整のみ行っています。
Insta360 EVOを取り付けてみました。サイズはばっちりです。中央上のの支柱もちゃんとInsta360 EVOに掛かっています。
上の写真のように、1/4″ネジの部分も問題なく使えています。
前回から変更していないので、USBやmicroSDカードへのアクセスは楽に出来ます。
レンズ保護構造
レンズ保護用の、四隅にの柱は前回から変更なしです。ひっくり返しておいても、レンズがちゃんと浮いています。
こうすることによって、落下時にレンズを守ってくれます。もちろん、地面に突起などがあるとどうしようもありませんが、無いよりはマシでしょう。
映り込みについては、下記の試し撮りを見てください。
不要ならば、最悪ペンチで切っちゃえば使える、と思えば、あって困るものでもない?
試し撮り
前回同様、個人的には、気にならないレベルに落ち着いているように思います。
Snoppa Atomに取り付けてみる
Snoppa Atomのスマートフォン用フォルダーにフィットするように作っているので、当然フィットします。
Snoppa AtomとInsta360 EVOは綺麗に接しています。
前回同様、レンズ保護用の柱をできる限りレンズから離すために、上下の重心が下寄りになっていますが、モーターが振動することもなく、スタビライズしてくれます。
多少乱暴に動かしても、スタビライズしてくれます。モーターの異音はありません。
とは言え、アームをいくら振ってもモーターの共振もなく、安定してスタビライズしてくれます。
前回同様、Insta360 EVOが113g・ケースが15gの合計128g、Snoppa Atomが310gまでOKなので、余裕をもってスタビライズしてくれていると考えられます。
まとめ
今回3回目のInsta360 EVO用ケースの試作を行いました。
当初の目標に対して、下記の結果となりました。
- (済)カメラ上下のマージンを取り、それに伴うぐらつき防止の構造を作る
以上で、当初の目的を全て達成したケースが出来上がりました。
DMM.makeで出品してみました。何かあっても笑って許せる方のみご購入お願い致します。
感想・要望などいただけると有り難いです。
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