Oculus Quest 2:コントローラーをUSBで充電できるようにした話

2020年11月10日

個人的に、初代Oculus Questには、USBで充電できる単三電池型のリチウムイオン電池を使っています。電池が無くなる前に充電出来ますし、面倒くさがりの私にとってはもはや必需品です。

現状(2020/11/10)、この側面にUSBポートのある単三電池が売り切れてしまっていますので、代わりになるものが無いか試してみました。

購入した電池

TOYOSO 単3形 充電池 1.5Vリチウム電池

側面に出ているのが、マグネット用の端子という点は気に食わないのですが、購入してみました。

※TOYOSO 単3型 充電池はAmazonで在庫切れになっています。下記のような電池を使えば、Oculus Questのコントローラーの電池を外さずに充電が出来ます。

USB充電式リチウム電池 エネループ単3形充電池 2600mWh容量 指紋ロック、おもちゃ、マウスなどに最適 繰り返し可能なループアプリケーション
Marshell

内容物確認

内容物は以下の通り。

  • ケース
  • ケースに入った電池4本
  • 専用ケーブル
  • コネクタチップ(microUSB、USB Type-C、Lightning)

ケースを開けると、コネクタチップを載せる台が付いています。

ケースの裏面には、microUSBポートが付いており、電池4本まとめて充電できる仕様です。

充電中は、電池のプラス側が赤く光ります。

専用ケーブルは丸型のマグネット方式のものです。当然、コネクタチップも同じ形状です。

TOYOSO製電池の側面にあるコネクタはも丸型です。

専用ケーブルを付けると、TOYOSO製電池単品が充電出来ます。

モバイルバッテリーとして使う

電池に付いている丸型端子にコネクタチップを付けると、この電池一つ一つがモバイルバッテリーとして使えるようです。

このコネクタを付けて、Insta360 EVOに付けてみました。確かに充電中を表す赤いLEDが点灯しました。

カメラの側面に乾電池が刺さっているという、かなりシュールな状態です。

給電中はTOYOSO製電池のLEDは光らないようです。残量が確認できないので、使い勝手は微妙なところです。

充電してみる

充電時には、TOYOSO製電池のプラス側が赤く光ります。充電量は5V・0.3Aと少なめですね。

Oculus Quset 2のコントローラーに付けてみる

私の理想は以前購入している電池のように、側面にUSB端子が来ることです。

TOYOSO製電池をOculus Quset 2のコントローラーに収めてみます。

端子の位置は理想的な位置にあると言えるでしょう。

この状態で充電してみます。

ちゃんとTOYOSO製電池のプラス側が赤く光っています。Oculus Quset 2のコントローラーに入れたままでも、充電が出来ているようです。

Oculus純正のケースの中に入れてみました。

流石に収納しながらの充電は難しいようです。ケーブルとコントローラーやケースが干渉して、ケーブルが外れてしまいます。

丸型のマグネットケーブル

TOYOSO製電池を使えば、コントローラーから電池を取り出さずに充電出来ることは分かりましたが、同封されているケーブルは1本だけです。

そこで、外観が似通っている丸型のマグネットケーブルを購入しました。

マグネット 充電ケーブル FONKEN 3 in1 USBケーブル [4本セット 2m+2m+1m+1m] L型 マグネットケーブル 360度回転 充電ケーブル マグネット 磁気 防塵 着脱式 ライトニング マイクロUSB Type-C コネクタ ケーブル ほとんどのスマートフォンに対応 -ブラック
FONKEN

内容物確認

同封されていたものは下記の通りです。

  • ストレートケーブル:2本
  • L型ケーブル:2本
  • マグネットチップ(microUSB):4つ
  • マグネットチップ(USB Type-C):4つ
  • マグネットチップ(Lightning):4つ

ケーブル比較

外観は、並べてみると全部品微妙に違います。USB Type-Aの形状も違いますし、ケーブルの太さも若干違います。

上:FONKEN製マグネットケーブル、下:TOYOSO製電池に同封のケーブル

USB充電器につなげてみると、同じように光っています。

上:FONKEN製マグネットケーブル、下:TOYOSO製電池に同封のケーブル

通電してみる

このまま、TOYOSO製電池に繋いでみました。

ちゃんと充電しているようです。

L字の物も一応通電していますが、TOYOSO製電池の被覆部分に干渉してしまうため、使いにくいです。

何はともあれ、これでOculus Quest 2の左右のコントローラーの電池を同時に充電出来るようになりました。

まとめ

Oculus Quset 2のコントローラー用に充電式単三電池型のリチウムイオン電池を購入してみました。

TOYOSO製電池の特徴

〇:電池単品でモバイルバッテリーとして使える
〇:端子が側面にあるので、Quest 2のコントローラ
の充電には調度良い
×:電池残量が分からない

電池の取り外し時に、ちょっと力の要るOculus Quset 2ですが、取り外しをしなくて良くなる点は良いですね。

電池残量が分からないので、こまめに充電する必要はありそうです。

問題点としては、Oculus Quset 2のコントローラーは左右あるのに対して、専用の充電ケーブルが1本しかないことでした。

下記のケーブルを使えば、ちゃんとTOYOSO製電池が充電出来ることを確認しました。これで左右のコントローラーを同時に充電出来るようになりました。

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FONKEN

追記:充電中の電圧

コメントいただきましたので、充電中の電池のプラス極、マイナス極の間の電圧を測定してみました。

約1.5V程度の出力を確認しました。

充電中の、この電池の内部では、USBからの5Vの電圧を下げて、リチウムイオン電池を充電(3.7~4.0V程度)し、さらに電圧を下げて1.5Vを出力していると考えられます。5Vのラインと4V程度のライン、1.5Vとラインの3つで出来ていると考えられます。

とはいえ、私の使用している電池がたまたまこういう仕様だっただけかもしれません。充電時に5Vが出力されてしまうと、機器が故障してしまいます。ご自身で同じようなタイプの電池をご使用の際には、充電時の電圧を確認してからご使用された方が良いでしょう。

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